車を高く売るためには、どうすればいいのかよく聞かれます。
車屋としてはっきりと言えることは、一括査定で見積もりを取ることが一番の近道ということです。
査定は1社だけに頼ると安値の売却になる可能性が高まります。買取業者で競争してもらうべきです
一番いいのは、ネット一括査定サイトの利用だね
ネットの一括査定をつかえば、時間がない人でも簡単に概算も分かるしね
そのとおり!今回は買取一括査定の利点や、おすすめサイトを紹介するよ!
今回は車の買取でおすすめの、一括査定サイトについて解説します。
時間がない人も、簡単に見積もりがとれるのでコスパがいいです。
複数で競争がある場合には、競いあうことによって値段が上がる確率が高まります。ただ、複数の業者から連絡が入るのが気になる人もいます。
そこで、おすすめはMOTAです。MOTAは競争がある上に、連絡は高額査定上位3社(最大)のみに限定されます。
3社でも多く感じ、連絡は1社のみにしたいという場合は、カーネクストがおすすめです。
この2社以外にもおすすめはありますので、このあと解説していきます。
▼おすすめの車買取一括査定サイト MOTA▼
(画像引用:MOTA車買取)
▼MOTA公式サイトはこちら▼
MOTAのおすすめポイントは以下になります。
MOTAはネットで一括査定依頼を出すことが可能です。
複数の会社に査定依頼がいき、その中からもっとも高額査定がついた3社(最大)とのみ電話対応になります。
買取店の入札による競争と、やりとりは最大3社のみというバランスがとれた点が魅力です。
そして依頼した翌日18時には査定額を出した会社の査定結果(最大20社)をネットで見ることができます。
車を売る上で、自分の車の相場を知っておくことは絶対に必要です。
今回の記事はこういった方におすすめです。
高く車を売るための気をつけるポイント4選 ネットの声からのまとめ
車買取で高く売りたいと思うのは、誰しも同じ気持ちです。
その上で、まずはネット上の声から、高く買取してもらう上で気をつけておくべきポイントを紹介します。
今回はyahoo知恵袋の中からピックアップしました。
ここで紹介した質問とアンサーのやりとりを見ると、絶対にここだけが高く売れる!という買取業者は存在しないということになります。
ベストアンサーの回答をまとめると以下になります。
このベストアンサーで書かれている内容は、車屋で現在も査定買取をしている私の意見とも、近いです。
①「複数(何社)かで査定してもらう」は、最も重要なポイントです。価格は需要と供給のバランスで決まるため、1社だけの査定だと、その会社の査定額だけに依存する事になり、低めの額で落ち着いてしまいます。
②「交渉しだい」というのは、私も一貫してお伝えしている内容になりますが、交渉しだいで査定額は上がる可能性はあります。
③「売るなら早めがいい」というのは、車は年月が経つだけ価値が落ちるので、その通りといえます。
④「個人オークション、売買はハードルが高い」は大失敗する可能性があります。なぜなら、プロでない限り相場感が分からないからです。また名義変更など手続きでも、トラブル可能性もあります。
この4つの中で、絶対に外せないのは①の何社かで査定してもらうです。
複数の会社で査定し、競争してもらうことで値段がつりあがるからです。
実際に私も査定買取をしていますが、お客様からぼったくろうと思ったことはないですが、競合がいない場合には、標準的な相場で提案して終了になります。
ですが、お客様が他社でも査定見積もりをとっている場合には、そこに勝とうと思うので、買取額を上げたという経験は何度もあります。
結論として、複数の買取店に競争してもらう事が、高い額で売るテクニックになります。
複数のお店で競争してもらう、便利なツールが「ネットでの車買取一括査定サイト」になります。
時間を短縮して、依頼できるメリットもあります。
この後、おすすめの買取一括査定サイト12選をご紹介します。
ただ、もし迷った時はMOTA、年式が古めであればカーネクストで査定依頼をだせば問題ありません。
記事の最後では、買取額がどうやって決まるのか、高く売るためのテクニックも後半で解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
車買取一括査定で相見積もり おすすめ12選
おすすめの一括査定サイトがありますので、ご紹介します。
それぞれ特徴がありますので、まずは一覧で表にまとめています。
特徴など | |
MOTA | 複数の買取業者が競争。連絡は最大でも3社のみ。 |
ユーカーパック | 複数の会社で競争。連絡窓口はユーカーパック1社のみで完結 |
カーネクスト | 年式がそこそこ古い車の人はおすすめ。1社とのみ交渉で完結。無料引取り |
ズバット | 複数の買取業者で競争。査定に積極的な会社から連絡。自分で交渉して額をあげれるチャンスあり |
廃車本舗 | 廃車の車に強みあり。無料引取り。還付される税金は対応してくれる |
ENG | アルファード・ベルファイアで年式が1~5年なら高額買取 |
イカプラ | 複数社で査定競争あり 電話連絡はイカプラ1社のみ |
CTN | 複数の業者で競争。最大3社からの連絡がはいる |
ガリバー | 有名大手での交渉ならガリバー |
楽天car車買取 | オークション形式。自分で落札希望額を決めて出品する |
セルカ | オークション形式。自分で落札希望額を決めて出品する |
カーセンサー | 一括査定サイトとオークション形式が準備されている |
個々の特徴は下記で解説します。
MOTA
(画像引用:MOTA車買取)
▼MOTA公式サイトはこちら▼
MOTAのおすすめポイントは以下になります。
MOTAはネットで一括査定依頼を出すことが可能です。
複数の会社に査定依頼がいき、その中からもっとも高額査定がついた3社(最大)とのみ電話対応になります。
買取店の入札による競争と、やりとりは最大3社のみというバランスがとれた点が魅力です。
そして依頼した翌日18時には査定額を出した会社の査定結果(最大20社)をネットで見ることができます。
車を売る上で、自分の車の相場を知っておくことは絶対に必要です。
▼MOTAをもっと詳しく知りたい方はこちらも合わせてお読みください▼
ユーカーパック
(画像引用:ユーカーパック)
▼ユーカーパックの公式サイトはこちら▼
ユーカーパックのおすすめポイントは以下になります。
ユーカーパックの一番の魅力は、電話対応から書類のやりとりまで、すべてユーカーパック1社との間で完結することです。
複数の会社との電話のやりとりが嫌な人にとってはおすすめの会社です。
なお、他社と違う特徴としては、まさにオークション形式の競りに、車をかけてもらえるところです。
ユーカーパック1社がすべて間に入ってやってくれるので、難しい心配はありません。
最低でもいくらで売りたいという額を決めて、オークション日にユーカーパックさんが、情報を提供して、8000社が競う流れになります。
自分が決めた最低額を越えれば、落札で決定となります。
私もオークションに出入りしていますが、個人でするにはリスクがありますが、プロが最低額の設定から、準備までしてくれるので、おすすめのサービスになります。
オークション形式のため、予想外に値段があがる可能性もあり、魅力的といえます。
もちろん、最低額にたっしない可能性もありますが、その場合はキャンセルも可能です。
なお、査定依頼を出すと、概算の価格をすぐに知ることができます。
なお、ユーカーパックについての口コミや、もっと詳しい情報はこちらをご覧ください。
▼ユーカーパックの評判・口コミや詳細はこちら▼
カーネクスト
【中古車買取カーネクスト】 画像引用元:カーネクスト↑
▼カーネクスト公式サイトはこちら▼
▼カーネクストに実際に無料査定依頼をしてみた筆者の実体験はこちら▼
カーネクストのおすすめポイントは以下になります。
カーネクストはどんな車でも0円以上買取。
来店不要・出張引き取り無料(一部地域を除く)。
廃車手続き無料で代行。
公式サイトには20秒ほどで入力できる無料査定の専用フォームもあります。
海外への販売ルートもあるため、幅広い車の買取にも対応しています。そして年式の古い車でも引き受けてくれます。
車を売る側からすると、一番ありがたいポイントが自動車税の還付があることです。
おそらく100人いたら、90人は車を売る時に、一度払った自動車税のことは考えていないはずです。
実は車を廃車にすると、未経過分の自動車税は還付される仕組みになっています。
買取店によっては、名義変更だけをしてそのまま再販するので、自動車税が還付されないことがよくあります。
しかしカーネクストは、自働車税を還付する制度をとっているという特徴があります。
買取から古い車の廃車まで幅広く扱っているため、廃車か買取か微妙な車であればカーネクストはおすすめとなります。
ズバット
ズバット車買取比較 画像引用元:ズバット↑
▼ズバット車買取一括査定の公式サイトはこちら▼
ズバット一括査定のおすすめポイントは以下になります。
ズバットは最大で10社の会社に同時査定依頼をすることができます。
申し込みフォームも簡易にできていて、買取相場の回答が早いので、急いでいる人にとってはおすすめです。
時期によってはキャンペーンを実施している事もあるので、そういった情報も確認しておくといいでしょう。
査定依頼後は複数の業者から連絡がきます。
買取業者にマウントを取るのは逆高価になりますが、一番高値の見積もりで交渉できれば、その分愛車の売却価格も上がる可能性があります。
売却価格を上げるためなら、複数の業者とのやりとりも苦にならないという方は、おすすめの査定依頼サイトとなります。
廃車本舗
(画像引用:廃車本舗)
▼廃車本舗の公式サイトはこちら▼
車の損傷が激しい。またはかなり古いという場合で、あきらかに廃車なら「廃車本舗」がおすすめです。
廃車本舗ラボの特徴は以下になります。
廃車本舗は廃車の引き取りを強みとしています。
古い車を売るなら「廃車本舗」はおすすめといえるでしょう。
なお廃車本舗の特徴としては自働車税のみならず重量税、自賠責保険も還付されます。
車検が残っている人であれば、車検を通す時にかかった法定費用の、重量税や自賠責保険、そして自動車税が戻ってくるというのはありがたい話です。
皆さんの近隣の買取店では、自動車税、重量税、自賠責保険の還付までしていないお店もあります。
かなり古い車で、しかも車検が残っている場合には廃車本舗で査定依頼は相性がいいと思われます
ENG
(画像引用:ENGの公式HP)
▼ENGの公式サイトはこちら▼
日本でも世界でも人気のアルファードやヴェルファイアの一部の車種で、一定の条件の範囲になりますが、その条件に当てはまる場合は、ENGがおすすめです。
どの車種もそうですが、専門に扱っている買取業者は高価買取につながる可能性が高くなります。
アルファードの買取額は、買取店によって差が大きくでます。
買取業者選びを絶対に失敗したくない車種の一つです。
アルファードやヴェルファイアを含む、一部の車種の買取で、おすすめの業者は「ENG」になります。
ENGは高価買取が見込める業者ですが、初度登録から1年~5年という条件があります。
買取した車をマレーシアに輸出するため、マレーシアの輸入規制の影響で年式の縛りがあるためです。
その年式の範囲であれば、ENGでの高価買取は期待できます。
なおアルファード・ヴェルファイア以外にも、以下の車種はENGでは高価買取対象になるので、これらの車をお持ちの方も、ご検討してみてください。
▼アルファードの売却について深く知りたい方はこちら▼
アルファードを売却を検討していて、売却の一番いいタイミングについて関心がある方は、こちらをお読みください。
▼アルファードの売却タイミングはこちら▼
イカプラ
(画像引用:イカプラ)
▼イカプラの公式サイトはこちら▼
イカプラのおすすめポイントはこちらになります。
イカプラは窓口がイカプラのみなので、複数の会社からの営業電話に悩まなくて済むのが、利用者にとってはメリットです。
イカプラには600店の買取店が加盟しており、イカプラがお客様の車の情報をもとに、もっとも高く値段をつけてくれる店を探してくれて、お店を紹介してくれる流れになります。
紹介してくれるお店は1社のみになります。
3営業時間内に最高額をつけてくれたお店を紹介してくれます。
お店は自分の住んでいる地域に近いエリアのお店で探してくれます。
加盟店は600店ということで、少し少ないイメージをもつかもしれませんが、自分で近所の車屋さん1社のみで査定してもらうよりは、高くなる可能性はありますので、選択肢としてはありのサイトです。
たくさんの会社からの、営業電話を避けたい方にはおすすめです。
なお、査定依頼を出すとイカプラに情報がいき、イカプラが仲介でお店を探してくれるため、お客様あが査定依頼を出すだけで、複数の会社にダイレクトに個人情報が流れるこを防ぐことができます。
CTN
(画像引用:CTN)
▼CTNの公式サイトはこちら▼
CTNのおすすめポイントは以下になります。
CTNは自動車業界14年で老舗といえる実績のある会社となります。
複数の買取店で競争があるため、買取額が高くなる確率が上がります。
一つの特徴としては、査定額の上位3社のみが連絡をしてくるシステムになっており、営業電話で悩む心配がありません。
他社にも、営業電話が来ないや、少ないことを特徴としている買取サイトはありますが、1000店舗をこえているのは、おそらくCTNだけと思われます。
CTNは14年以上の活動でつちかった商社や貿易会社などのネットワークもあり、自走できる通常の車はもちろんのこと、不動車や廃車にするような車でも、買取が可能です。
幅広く対応できるネット一括査定といえるでしょう。
なお、全国にネットワークがあるため、一部離島を除いて全国対応が可能になっています。
ガリバー
(画像引用:ガリバー)
▼ガリバーの公式サイトはこちら▼
ガリバーのメリットはこちらになります。
ガリバーは誰もが知る大手の買取店になります。
複数のお店で競争がある一括査定サイトがおすすめではありますが、目に見える、実体がみえる会社のほうがいいという方にはガリバーがおすすめです。
460店舗あり、販路もたくさん持っている会社であるため、買取も高値がつく可能性があります。
近くのガリバーで査定依頼するなら、まずはこちらのサイトで査定依頼をして、相場を把握した上で、近場のガリバーで交渉するのも一つの方法かもしれません。
高くついたほうのガリバーで売却することもできます。
楽天car車買取
(画像引用:楽天car車買取)
▼楽天car車買取の公式サイトはこちら▼
楽天car車買取のおすすめポイントはこちらになります。
楽天car車買取は、一般の人にとっては若干難易度が高くなります。
なぜなら、お店の人に査定をしてもらって買取額が決まるのではなく、自分でオークションに出品するからです。
楽天car車買取が持っているライブオークションがあり、そこに自分で出品する流れになります。
加盟店は2000店にななります。
検査・査定は楽天カーのオークションアドバイザーがしてくれます。
出品した自分の車が、決められたオークション日にライブ中継され、自分が決めた落札希望額を越えれば落札される仕組みです。
落札が決まった時のみ、手数料として22,000円(税込)を支払うことになります。
それ以外は自分の利益となります。
自分で落札希望額を決めることができるため、希望額をこえなければ無料でキャンセルすることができます。
相場の見極めが難しいというデメリットはりありますが、通常の買取よりも高く売れる可能性も確かにあります。
理由としては、通常は車の買取店は、買取した車をオークションに流して利益を得ることを考えるため、オークション相場よりも下の額で買取します。
しかし、楽天car車買取は自分が直接オークションに出品するため、相場の読みを間違わなければ、高く売れる可能性があります。
セルカ
(画像引用:セルカ)
▼セルカの公式サイトはこちら▼
セルカのおすすめポイントはこちらになります。
セルカは、一般の人にとっては若干難易度は上がりますが、オークション形式のため高値が期待できるサービスになります。
難易度が高い理由は、買取店に買取してもらうのではなく、自分でオークションに出品するサービスだからです。
セルカが持っているオークションがあり、そこに自分で出品する流れになります。
加盟店は7000店にななります。
検査・査定はセルカのスタッフがおこないます。
出品した自分の車に、7000店の中から、欲しいと思ってくれた店が入札し競り合います。
自分で落札希望額を決めることができるため、そこをこえなければ落札されることはありません。
落札されなかった場合は、無料で取引を辞めることができます。
落札されれば、手数料は一律29,700円をセルカに支払いますが、それ以外は自分の利益となります。
相場の見極めが難しいというデメリットはりありますが、通常の買取よりも高く売れる可能性も確かにあります。
カーセンサー
(画像引用:カーセンサー)
▼カーセンサーの公式サイトはこちら▼
カーセンサーのおすすめポイントはこちらになります。
カーセンサーは2タイプの車買取のサービスを提供しています。
一つは従来通りの一括査定です。もう一つはオークション形式になります。
一括査定では提携者数は700社以上となり、最大30社へ査定依頼を出すことができ、複数社の査定額を比較することができます。
査定依頼する時に、連絡希望時間を入力しておくことが可能です。
ただ、その時間帯に複数の会社から連絡が入る可能性があります。
複数の会社からの連絡が気にならない。可能な限りたくさんの会社で比較検討したい方にとっては、カーセンサーの一括査定はおすすめといえます。
もう一つのオークション形式は、最大5000社が入札となっています。
カーセンサーの利用で、複数の会社から電話がかかってくることを避けたい場合は、オークション形式がおすすめです。
その場合は1社とのみのやりとりになります。
その1社は、この記事でも既に紹介ずみのユーカーパックさんになることがほとんどと言われています。
ユーカーパックさんの査定をへて、ユーカーパックさんがもっているオークションサイトにて、落札額が決まっていくという流れになります。
ただし、一般的なオークションと違い、自分が落札最低額などを決めるわけではありません。
あくまで、提示された複数の査定結果の中から、自分が納得いく額の会社で売却するという流れになります。
車買取一括査定を利用して交渉するテクニック
車買取一括査定サイトを利用し、最終的には担当営業マン、またはスタッフと交渉の段階になります。
実はこのタイミングで、どう交渉するかで買取額が大きく変わってきます。
アルファード、ランクルのようにそもそもが高い車では、数十万円の違いが出ることもあります。
今回は交渉テクニックを紹介します。
交渉といっても、それほど高度テクニックではなく、誰でもできる方法になります。
それをご紹介する上で、まずは買取額がどのようにして決まっているかの理解が大切なので、それから解説していきます。
車の買取店が利益を生み出すカラクリ
買取店は買取で損を出せないよね。ではどうやって買取額を決めているのか、それを解説するね。
気になるわ
買取店は買い取った車を再販して利益をだします。
再販先は以下の2つです。
どちらも買取した額に利益を載せて再販します。
小売りと業販とどちらのほうが利益が出るかというと小売りです。
なので多くの中古車店は買取した車を店頭に並べて再販します。
しかし店頭で販売する小売は難易度が高く、売れ残るリスクもあります。
なので小売りで売れない時の、最後の逃げ先。売り先が業販。有名なところでいうとオークション会場に出品ということになります。
オークションは年間を通して車の売買がされているので、どの車がどのぐらいの値段で売れるかというデータが残っています。
なので買取店はお客様から買取する時は、このオークションの相場を目安に判断します。
オークションで絶対に売れる額の、10万もしくは15万円ほど下の額で買い取りするイメージです。
オークションで30万円で必ず売れると判断した車を、30万で買取すればマイナスにはなりません。
しかし、もし20万で買取すれば、必ず10万円は利益がでますし、もしオークションで40万で売れれば20万の利益になります。
このような仕組みで買取額が決まっています。
査定額を交渉するテクニック
買取店と交渉して査定額を上げることって可能?
可能だよ。絶対とは言えないけど、50%以上はあるよ
車屋さんは商売で買取していますから、損はしたくありません。
ただ利益幅はお店や営業マンによって変えることはできます。
ではその利益率や利益額は、どうやって決まるのでしょうか?
具体的にいうと、オークションで30万円で売れる車なら、30万で買取すればマイナスにはなりません。
そうしたら、買取するときに20万で買うのか25万で買うのか、30万で買うのか、それはお店側がどのぐらいの利益をとろうと考えるかによって、お客様への査定結果額が変わります。
査定額に影響を与えている要素は以下の3点になります。
①の上からの指示。この額以上では買い取るなと明確に言われている場合には、交渉しても動きません。
交渉の幅が狭くなります。
②のキャッシュ事情というのは、個人経営のお店でよくある話です。その月のキャッシュ事情が厳しいときは、買取額の交渉幅が狭くなる可能性はあります。
③のお客様との関係。実はこれは一番大きなポイントになります。
車屋さんも人間ですから、良好な関係が築けそうなお客様には妥協しがちです。
車を売る側はこの心理を利用する必要があります。
いいお客さんにはサービスしてやろうって思うってことかな?
まさにそういうこと!
買取店はいいお客様には、多少利益率が落ちても成約させたいと思います。
別の店舗にとられる前に交渉成立をしたいと頑張るわけです。
どんなお客さんが、いいお客さんって思ってもらえるの?
マウントを取らないだけでも、まずはOKだね。
そんな簡単でいいんだ。
ごりごり交渉してくるタイプは嫌がられるよ。
「このお店が気に入りました。」
「ぜひこのお店で売りたい。」
「でも他店ではもう少し高く値段がついていて・・・。」
こんなお客様には頑張ろう!って車屋さんはなります。
なるほど。好かれて嫌な気持ちする人はいないよね。
車屋さんとの交渉も、普段の人間関係も同じに見えてきた
まったく同じだね。
車買取一括査定後、複数のお店からどうやって絞りこむのか
買取店に競争してもらうなら、ネットでの一括査定がおすすめだったけど、
その中から、最後どうやって売るお店を決めたらいいのかな?
一番高くつけてくれたお店で即決か、もしくは一番リラックスして話せるお店で交渉するかだね
もしくは、自分で交渉は省きたい場合は、ユーカーパックなら競争もあって、連絡は1社だけだから安心だけどね。
ある買取店が提示してくれた額で、完全満足しているなら、そこで即決でもかまいません。
もしくは、もっと値を上げたいと思うなら、査定してくれたお店の中で、一番リラックスして話せるお店、営業マンと交渉することです。
交渉の時は、一番高く見積もってくれたお店の提示額をベースに交渉してください。
車買取の交渉でよく効く「魔法の言葉」
リラックスして話せるお店、または営業マンが見つかったら、こう言ってあげましょう。
「こちらのお店が気に入ったので、ぜひこちらで売りたいと思います。「一番高い値段をつけてくれたお店が、〇〇万円だったので、同じかもう少しだけでも高くつけてくれたら、このお店できめます」
こうアプローチをすれば、きっといい結果が出るはずです。
なんか魔法の言葉みたいなね。
そうなんだよ。この言葉、実際に僕も使われて高く値段つけたことあるし、実は僕がお客さんの立場でつかったときも効果があったね。
この言葉があると、営業マンのほとんどは前む気に検討してくれます。
ただ気をつけないといけないのは、検討してくれた結果難しかった場合は、ごり押ししない事です。
その時は、交渉した中で一番高くつけてくれたお店で売りましょう。
もしくは、査定額にそれほど差がないなら、一番気に入ったお店でもいいのではないでしょうか
車の買取一括査定の前にやったほうがいいこと
車を査定に出すことに決めたんだけど、最低限やっておいたほうがいいことある?
やらなくても、大きな影響はないけど、ベストを尽くすという意味でなら、いくつかアドバイスがあるから紹介するね
私は車の査定買取を仕事にしています。
その立場から査定前にやっておいたほうがいいことを、いくつか紹介します。
ただ、これらの項目の中には、実際のところは査定額に大きな影響を与えない場合もあります。
しかし、慎重にやれることは全てやりたいと思う方は、このポイントも押さえておくとリスク回避はできるでしょう。
車を洗車・掃除しておく
車の評価価値を見るときに、外装は4点とか、3.5点など数字で評価します。
外装は多少汚れていても、プロが査定する際には、あまり影響しません。洗ってとれる汚れなら、それを前提に査定します。
ただ、あまりよろしくない査定業者の場合は、汚れを理由に値段をおさえるトークをする可能性はあります。
何も知らない素人であれば、このようなトークを受けると、うまくいいくるめられる可能性もあります。
なので、洗車をして査定依頼するほうが無難です。
同じように内装も評価の基準になりますが、外装ほど評価基準は細かくありません。
A、B、Cとうい3段階での評価基準がほとんどです。外装ほど査定額に影響があるわけではありませんが、清掃代程度は割り引いかれる可能性があります。
特に気をつけたほうがいいのは、ペットの毛です。
査定の世界ではペットの毛は、はっきりいって気にします。清掃するにも、かなり力がいります。
ペットの毛や匂いは、簡単にはとれませんが、自分でできるかぎり対処できるならしておいたほうが無難ではあります。
傷や凹みは自分でなおさない
査定額をあげようと思って、自分で手をいれることは辞めたほうがいいです。
自分が板金の技術をもっているなら別ですが、素人でカー用品店で手に入る程度のグッズで補修するのであれば、査定額には影響しません。
むしろ、見た目を悪くしてしまってり、査定額を下げてしまう可能性もあるので、そのまま査定に出すことをおすすめします。
ナビの地図カードは外さない
ナビにもよりますが、地図カードが入っているタイプであれば、抜かずにそのままにしておいてください。
地図カードが抜かれていると買う必要があります。中古で数千円で買えるので、そこまで神経質になる必要もありませんが、査定時にカードが入っていないと、ナビが正常に動くのかの判断ができません。
古い車になれば、ナビは査定額に大きな影響はありませんが、3年落ちいないの新しい車ですと、多少の影響はでますので、気をつけたいポイントです。
用品やカスタム部分で外す予定があるものは査定前に申告しておく
車をカスタムしていたり、カー用品をお好みでつけている場合に気をつけたほうがいいことがあります。
売却時に外す予定のカー用品やカスタム箇所は、査定前に申告しましょう。
あとあと、トラブルの原因になる可能性があります。
複数の業者で査定して相場を把握しておく
査定を依頼する上で、自分が相場を把握しておくことはとても重要です。
相手はプロなので、自分が持っている情報が少なければ少ないほど、プロのほうが有利になります。
そのためにも、自分の車のだいたいの相場を理解しておくことが大事です。
とはいっても、車屋でなければ正しい相場を理解するのは難しいです。
そのため、このブログ(バイcarセーリング)では、何度もいろんなところで書いていますが、
ネット一括査定サイトを利用することがおすすめです。
いくつかの業者から概算の査定額が提示されますので、それを通してだいたいの相場感が見えてきます。
それをもって、最終的に自分が勝負したい業者と交渉することこそ、高価買取につながる道となります。
実際の私の体験でも、ネット一括査定で事前の相場を把握したお客様に、値段交渉されギリギリまで買取額を上げたことがあります。
車を売るうえでよくある質問
車を売る上で、よくある質問について回答します。
実際に私がお客様から聞かれる質問をベースにしています。
ディーラーでの下取りは選択肢にいれてもいいか
ディーラーで車を購入した方は、ディーラーでの下取りも検討するはずです。
しかし、ディーラーでの下取りはおすすめできません。
一般的に下取りよりも買取のほうが高くつく傾向はあります。
ただ、下取りにもメリットはあって車の買い替え時期に合わせて、入れ替えできるという点です。
しかし、それは考え方で、納車の前にギリギリに買取店で売却することも、当然できないわけではありません。
そして、ディーラーでの下取りをあまりおすすめできない、もう一つの理由は、ディーラーはそもそも高価買取が期待できない点にあります。
ディーラーは新車登録を何台取るかが、一番の目標になっています。
なので、どうしても買取りや下取りでは、買取専門店にはかないません。
車を売るなら何月がいい?
車を売るのに適したタイミングは、車を買うという購買力が強くなる、数か月前あたりがベストです。
購買力が高まる時期は、車屋にとっては販売のチャンスです。
なので、その前にいい車をできるだけ確保しておきたいとなるからです。
それでは、車が売れる時期はというと、3月と言われています。4月から新生活をスタートさせる人たちが、3月に車を買おうとなります。
なので、3月の前の1月、2月は車屋は程度のいい中古車の確保をしたいので、車を売る側もそれなりの額で交渉できる可能性があります。
次に車の購買力が上がるのが9月です。ボーナス直後だったり、新しく人事配置などで生活スタイルが変わる人が出やすい時期です。
なので、9月前の7月8月などは、車を売るチャンスとなります。
ローンの所有権解除が済んでいないが買取可能か
ローンで車を買っていて完済している場合は、完済証明書がローン会社から送付されているはずです。
通常は、その証明書を使って所有権解除をします。所有権解除とは簡単にいうと自分の名義に変更することです。
車検証を見てもらうと分かるのですが、所有者がローン会社になっている場合は、所有権がローン会社のままの証拠です。
ローンを完済すれば、所有者を自分に変更できるのですが、ほとんどの場合、完済後の通知に気づかず、そのまま放置しています。
いざ、車を売ろうと思った時に、車検証を見るとローン会社になっていてとまどうというパターンです。
何から手をつけていいのか迷うことになります。
しかし、所有権解除が終わっていなくても、車を売却することはできます。
正確にいうと、ほとんどの車屋では買取した車を、自社名義にする必要があるので、所有権解除も合わせて名義変更をしてくれます。
少なくとも、私の会社では買取した車については、無料で所有権解除を含めた名義変更をします。
ただ、私のお客様の中には、他社で車を下取りに出した時に、所有権解除をしてはくれたのですが、あまりスムーズに動いてくれなかったと不満を漏らしていた方がいます。
なので、このあたりの事務手続きのスムーズさは、お店により温度差があると思いますが、買取してもらう時に、しっかりと確認してみましょう。
個人的な意見としては、所有権解除を理由に別途料金をとったり、所有権解除だけは自分でした上で、名義変更だけを買取額に含んでやりますというスタンスの買取店であれば、そのお店は辞めたほうがいいいと思います。
複数の買取業者からの営業電話への対処法
この記事もまとめに近くなってきましたが、最後に補足で必要なことをお伝えします。
査定額を上げるためには、買取業者に競争してもらうことがおすすめであることは、既にお伝えしました。
しかし、その上で、ユーザーさんが一番懸念されることは、営業電話に悩むということです。
その対処法ですが、電話をしてくる買取業者側の事情を考えてみると、ヒントがみえます。
結論をいうと、電話にでて「断り」をいれれば、その後は連絡がこなくなります。
さすがに断ったのに、なんども連絡がくることは、基本ありません。
買取業者からすると、査定依頼がきているので、電話しなければという仕事意識が生じます。
電話をしなければ、お客さまによっては、「なぜ連絡をしてこないのか?」といって、クレームが入ることもあります。
私も車屋なので、この気持ちはよく分かるのですが、査定依頼が入っていれば、すぐに対応しないとと思います。
放置してしまうと、こちらも連絡しずらくなるし、お叱りを受けるのではないかと思ってしまいます。
1度電話してもつながらない場合は、2度、3度ぐらいは連絡しないとと思います。
このあたりの、回数は会社によって温度差はあると思いますが、依頼を受けている以上、最低でも2~3度は連絡しないとと思うのが、ほとんどではないでしょうか。
しかし、電話が通じて、「他で決まりました」または、「今回は辞めました」など、なんらかの終わりの確認がとれれば、それ以上は電話をしません。
なので、何回もくる営業電話に対処する方法は、いったん電話にでて、お断りをすることです。
これを聞いて、なんだと思うかもしれませんが、これが一番いい対処法になります。
補足 売却予定の車のグレードを確認する方法
車を売却する際に、必要なスキルの補足説明をします。
車を売却するさいに、相手のペースに取り込まれないためにも、自分も車の情報に精通している様子を見せることは効果があります。
理由を説明します。
買取店が査定するときに、外装状態や走行距離、年式は必ずチェックします。
しかし、それと同時に必ずチェックするのがグレードです。グレードによって査定額が変わるからです。
買取店は目の前に、査定車が来て車検証があれば、以下のような段取りで査定をします。
①グレードを調べる(確認する)
②走行距離を確認する
③外装・内装を査定する
④グレード・年式・走行距離・内装と外装の状態から相場を確認する
買取店もグレードを絶対に確認するぐらいですから、自分もグレードは把握しておくべきです。
出来る限り、買取店と同じ情報をもっているほうが、相手にプレッシャーを与えることができ、買取店だけのペースで話が進むのを防ぐことができます。
では、どのようにすればグレードを確認できるのでしょうか?
しかし、グレードは車体には書いていませんし、車検証にも書いていません。
新車であれば、購入時の注文書(契約書)の控えがあれば確認ができますが、数年たつと紛失していることも多いのが実際です。
さらに中古車で購入した場合には、まったく分からないということも多いです。
そんな場合は、グレード検索という方法で確認します。各メーカーごとに車検証の車体車体番号から、グレードを確認できるサービスを準備しています。
プロの車屋でも、このサービスを使いまくっています。サービスサイトには注意事項として、間違う場合もあるとありますが、使っている立場からすると、だいたいの場合はあっています。
自分の軽トラのグレードを知る方法は、下記の記事でまとめていますので、合わせておよみください。
▼各メーカーの車種のグレード検索の方法▼
まとめ 車買取一括査定サイトでの相見積もりはおすすめサービス
車買取一括査定は心配という方もおられます。
しかし、これは逆です。一括査定サイトの選び方と、その距離感さえまちがわなければ、むしろ安心なサービスとなります。
このブログでも書いていますが、一番危ないのは1社に頼ることです。
携帯電話のキャリアもそうですが、競争がない決まった会社だけだと料金は下がりません。
車の査定も同じで、たくさんの会社で競合することで、はじめて買取会社側もお客様への信頼や安心の提供を必死にかんがえます。
買取一括査定サイトを使うことで、こういった競争原理が入りますので、むしろ安心なサービスといえます。
コメント