テツヤさん、車購入を考えているんだけど複数の会社で相見積もりをとるのは失礼かな?
結論からいうね。まったく問題なし。OKだよ
車の購入をするなら誰でも少しでも安く買いたいと思っているはずです。
僕のこのブログでも相見積もりは推奨しています。ですが、一方で相見積もりを取るのは車屋さんには失礼でないかという疑問もあるようです。
現役の車屋視点からいうと、以下のようなお客様の場合には、相見積もりをとって来店いただけると非常に助かります。
・当店はじめて(新規)のお客様
・他店での見積もり額を参考として教えていただける方
この理由を現役の車屋視点で回答していきますね。
今回の記事は以下のような方におすすめです。
相見積もりを取るのは失礼ではない
相見積もり自体は違法でもなんでもありません。そして失礼でもありません。
むしろ相見積もりは商売の「いろは」の「い」です。
そういう観点から相見積もりが失礼かをみてみましょう。
安く買いたいなら相見積もりは当然なことと考える
商売をしている方ならわかることですが、商売とは安く仕入れて、付加価値をつけて高く売る。その差額で儲けるというものです。
ですから商売をしている人は、常にいかに安く仕入れができるかを考えています。
たしかに商売で考えると、仕入先を決めるならいくつか見積もりを取るよね
そうなんだ。実は買い物もお金と物の交換だから、商売と本質的には変わらないんだよね。
商売では、どんなに人間関係が良好な取引先があっても、もっと安く仕入れができる他の仕入先がでてくれば、そちらに変更するでしょう。
もし複数の仕入れ先から、見積もりを取るこができないなら、商売をしている人は1社の取引の言いなりになってしまいます。
同じように個人で車を買うときも、いかに安く買うのか。これは当然の話です。
複数のお店で相見積もりをとる事こそ、いかに安く仕入れることができるかに直結する最も早く買い物ができる近道です。
僕は安く車を購入するなら相見積もりはすすめています。
ただその分、労力がいります。僕のお客様でも自分でお仕事をされていて多忙な方は、仕事以外の労力を削減するために、らいまるさんに一任するよっていうスタンスの方もおられます。
忙しい方にとっては相見積もりのために、複数の店舗を回るというのは非常に労力はいります。
そういう方はネット一括査定をご利用される事をおすすめします。
他社の見積もりを別の車屋さんに渡すのは失礼か
相見積もりの結果、その見積もりを他社に渡すのは失礼なのか?
見積もりを取ったあと、他社に渡したり見せたりすること。これも失礼なのかおそらく気になる方も多いよね。
これは僕はどうしているかをお答えします。
僕はお客様に見積もりを渡す時に、「他社に見せないでください「他社に渡さないで下さい」とは一言もいいません。
というか、どこかに渡す可能性はあるだろうなというぐらいの気持ちは持って対応しています。
ほとんどの車屋さんは同じ気持ちではないでしょうか。
なぜなら車屋さんは、お客様が来店されて他社でも車を見ているとなれば、見積もり額を聞くことがほとんどです。自分が他社の見積もりを聞いておきながら、自分の見積もりが他社に伝わると怒るというのも変な話です。
ただ確かに、いろんな会社があります。
強引なやり方をしているお店もありますから、もし見積もりをとったお店が、「見積もりを他社には渡さないでほしい」、「見せないでほしい」といわれた場合には、渡さないほうがいいでしょう。
というか、そんな事を言うお店は、その時点で購入を辞めることをおすすめします。
またお店から見積もりを「他社に渡さない」「見せない」を直接お願いされていなくても、後でトラブルになりそうな雰囲気のお店でしたら、他社に行ったときに、そのお店の名前は出さずに他のお店では、「このぐらいの値段」だったと口頭でのやりとりも一つの方法です。
僕は他社の見積もりを無理やりお客様からとることはありません。
ほとんどの場合は、お客様が容認できる範囲での見積もりの情報をお聞きするか、見せてもらう。もしくはお客様がご自身の判断で、コピーをもってくることはあります。
原本をそのまま受け取ることはないです。ほとんどの車屋さんは同じではないでしょうか。
相見積もりを取ったあとの断り方
相見積もりを取ったあと、1つのお店に絞ります。
その結果として他のお店を断ることになりますが、断りずらいと悩む方も多いのではないでしょうか。
ではどうやって断るのが一番、車屋さんに嫌われない方法でしょうか?
この3点をおさえれば、スムーズにお断りできます。
①一番やってはいけない事は「連絡しないこと」
②電話や直接会うのが嫌な場合はメールでもOK
③見積もり作成や相談にのってもらった労苦の事実の部分に対して慰労と感謝を伝える
現役の車屋さんの視点でこたえますね。
一番やってはいけない事は連絡をしないこと
お客様としてはできれば連絡を取らずに済ませるというのが一番楽かもしれません。
しかし車屋さんからすると、連絡がないというのが一番メンタル的にきついです。
連絡がとれるまで商談が続いているという感覚になりますから、なんらかの形で連絡はとりましょう。
連絡がとれないと、車屋さんから何回か連絡がきてしまうことになります。
まずはこれが第一段階です。
連絡がこないとメンタル的にきついと書いたけど、実際はきついというより最後の結論を聞かないと商談としてクローズしずらいからというのが大きいかな。
電話や直接会うのが嫌な場合はメールでもOK
直接電話や会って話すのが嫌な場合はメールでもかまいません。まずは連絡をすることですね。
メールの場合はエラーではじかれたり迷惑メールに入って見られない可能性もありますが、送ったという事実があると、いつかその営業マンと会ったときにもメールではお伝えしていたんですがと伝えることができます。
見積もり作成や相談にのってもらえたことへの感謝の一言をつけくわえる
断り方の「言葉」はそこまで複雑に考える必要はありません。
車屋さんは、日々いろんな方からの依頼で見積もりを作成し、案内しています。
お客様から断わられるという事は慣れています。商談が決まる率よりも、断られる率のほうが高いですからね。
なので見積もりを取ったお店に断りを入れるということを、そこまで神経質に考える必要はありません。
ですが最低限、人としてのマナーを守っての言葉がけをしてあげるとスムーズです。たとえば、こんな感じです。
「らいまるさん、お車の件ですが、いろいろご相談にのっていただき申し訳ないのですが、今回他社で購入することになってしまいました。時間作ってお見積り作成していただいたのに、すみません」
車屋さんに「相談にのってもらった」「見積もりを作ってもらった」、この事実の部分に対して感謝の気持ちをこめつつ、別で決まったことを伝えてみましょう。
車屋さんとしても、お客様に断られたのは残念ですが、いいお客様だなという印象をもちます。
そして、最後にこんな一言があれば、なおいい印象をもちます。
「らいまるさんのお店、とても好印象のお店だったので、また何かあればご相談させていただきますね。この度はありがとうございました」
まとめ 相見積もりは安く買うための鉄則。失礼を意識しすぎて相見積もりとれない事のほうが損失
このように車屋視点でみると、相見積もりを取ること自体は失礼ではない事がわかりました。
むしろ相見積もりを取ることは商売の「いろは」の「い」であるということです。
つまり車を安く購入する上で、相見積もりは鉄則になります。
相見積もりは失礼どころか、むしろ安く購入する上での鉄則なんだね
そうなんだ。なので車の購入は商売だと思って割り切って、お店と商談することも大切だよ
僕は現役の車屋さんとして車を愛しています。
とうぜん商売ですから儲けも得たいです。しかし商売は自分の利益だけを追求しているとうまくいきません。
必ずお客様にとっての利益を真剣に考えてあげ、そこに当社としてできることを考える。この順番が大事だと思っています。
お客様にとって一番の利益は、車を安く買うことは当然ですが、その見積もりの中身も大事です。
「費用対効果」がどうなのかも考えます。
お客様から安いけどこんな品祖な装備だとは思わなかったとか、そういう結論になるのが一番まずいことです。
お客様が他社でとった見積もりを拝見する中で、額面上は安くても、僕ならこういうオプションの勧め方はしないなとか、これは確かに安いけど、このお客様の求めているものとずれているなとか感じることはたびたびあります。
なので、出来る限り細かくお客様のご要望を聞くようにしています。
そして見積もり比較するときは、お客様が同じ条件ならこうなりますという事が理解できるようにご説明します。
たとえばナビ一つとっても、純正なのか汎用品なのかによっても値段は変わってきます。
マット・バイザーでもいくつも種類があります。
リースでも5年なのか7年なのかによっても変わりますし、オープンエンドかクローズエンドかによっても変わります。
そのぐらい車の見積もりを見るっていうのは素人では難しいところがあります。
その上で相見積もりの効果的な取り方は、ネットでの一括見積です。
一括見積の利点や仕組み、おすすめポイントは別記事で紹介していきます。
ネット一括見積のツールを使いながら、まずは自分の購入したい車の相場を知っていくのは大切です。
相見積もりをとると、回答がくる車屋さんによって見積もり額に差があります。
なぜこういった差がうまれるのか、同時にだいたいの相場も見えてきます。
まずはそういった相場をしる事こそが、車を安く購入できる近道となります。
相見積もりは車を安く購入する上での、鉄則なのでぜひ相見積もりは失礼にならないのかな?と思って足踏みしないようにしてくださいね。
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