CTNとMOTAって営業電話が少ないって有名で似たようなサービスだけど、どちらを利用したらいいか迷う方は多いはず。
今回はそんな疑問に答えていくよ。
現役の車屋としての経験を生かして解説していきます。
CTNとMOTA似たようなサービスだけど、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切だよ
僕も迷ったから、このテーマとても助かるよ
まずは、以下の比較表をみてください。どこに違いがあるのか注目しながらね。
項目 | CTN | MOTA |
公式HP | 【CTN一括車査定】 | “2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】
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提携業者数 | 600社以上 | 1471社 |
買取対応車種 | 通常車両・事故車・不動車・過走行車・10年落ちなどどんな車もOK | 通常車両・高級車までOK |
対応スピード | 最長翌営業日 | 最短3時間 |
営業電話 | 高額査定の上位3社のみ | 高額査定の上位3社のみ |
業界経験 | 15年 | |
対応範囲 | 全国対応(一部除く) | 全国対応(一部除く) |
その他特徴 | 独自の審査基準を満たした買取店のみが会員になっている |
この表をご覧いただくと、だいたいの特徴が分かっていただけると思います。
正直なところ、7年落ち程度、走行距離も5~6万キロ程度で、外装状態もいい車であれば、どちらのサイトを使っても大差はないというのが正直な感想です。
競争は多いほうがいいですが、CTNの600社以上と、MOTAの1400社以上では、それ自体では、それほど大きな差はないと思います。
問題は、自分の住んでいる地域に、CTNとMOTAに加盟している買取店があるかないかです。
600社や1400社あるけど、自分の住んでいる地域に近隣にある買取店同士での競争が基本なんだ
自分の地域に加盟店が多ければ、その分競争原理も働きます。
こればかりは査定を入れえみないと分からないですね。
ちなみに、CTNかMOTAか迷った時に一番の判断基準ですが、古い車や、過走行車、事故車、不動車であれば、CTNがおすすめです。CTNも海外輸出の強みももっており、古い車を強みにしている点をアピールしているからです。
それ以外であれば、どちらでもいいという回答です。
しいていうと、600社以上と1471社という違いがあるので、そこまで大差はないとはいえ、よりたくさんの業者で競ってもらう可能性を高めたいならMOTAですね。
買取店の質や信頼度を担保したいなら、CTNは有りです。独自の審査基準で加盟店になるための基準にハードルを設けているからです。
まとめると、こんな感じでしょうか。
CTNかMOTAか | 理由 | |
古い車・事故車・不動車・過走行車 | CTN | CTNがアピールしている。海外輸出の独自ルートがある |
程度のいい車 | CTNでもMOTAどちらでもOK | どちらも取り扱っているから |
少しでもたくさんの買取店に競争させたい | MOTA(※ただし地域により差がでる) | 提携買取店がMOTAのほうが多い。ただし住んでいる地域により差がでる |
信頼できそうな買取店と出会いたい | どちらかというとCTN | CTNは加盟店に独自の審査基準を設けている |
▼一括査定CTNの公式サイトはこちら▼
▼MOTA公式サイトはこちら▼
そしたら、自分の車は10万キロ越えだからCTNだね
そうだね。過走行ならCTNでいいと思うよ。程度のいい車なら、どっちでも大差ないけどね
先に結論を書きましたが、それぞれのメリットとデメリットも紹介するよ。
結論だけだと、すっきりしないと思うからね。
CTNとMOTAのサービス内容 基本情報
CTNの特徴やメリットデメリットを、この後みていきます。
その前に、それぞれのサービスの基本情報を確認してみましょう。
CTN車一括査定
(画像引用:CTN)
▼一括査定CTNの公式サイトはこちら▼
CTNのおすすめポイントは以下になります。
CTNは自動車業界15年で老舗といえる実績のある会社となります。
複数の買取店で競争があるため、買取額が高くなる確率が上がります。
一つの特徴としては、査定額の上位3社のみが連絡をしてくるシステムになっており、営業電話で悩む心配がありません。
他社にも、営業電話が来ないや、少ないことを特徴としている買取サイトはありますが、1000店舗をこえているのは、おそらくCTNだけと思われます。
CTNは14年以上の活動でつちかった商社や貿易会社などのネットワークもあり、自走できる通常の車はもちろんのこと、不動車や廃車にするような車でも、買取が可能です。
幅広く対応できるネット一括査定といえるでしょう。
なお、全国にネットワークがあるため、一部離島を除いて全国対応が可能になっています
MOTA
(画像引用:MOTA車買取)
▼MOTA公式サイトはこちら▼
MOTAのおすすめポイントは以下になります。
MOTAはネットで一括査定依頼を出すことが可能です。
複数の会社に査定依頼がいき、その中からもっとも高額査定がついた3社(最大)とのみ電話対応になります。
買取店の入札による競争と、やりとりは最大3社のみというバランスがとれた点が魅力です。
そして依頼した翌日18時には査定額を出した会社の査定結果(最大20社)をネットで見ることができます。
車を売る上で、自分の車の相場を知っておくことは絶対に必要です。
CTNやMOTAの比較 特徴・メリットとデメリットから見る
CTNやMOTAの特徴とメリットとデメリットを整理してみました。
まずはCTNから見ていきましょう。
一括査定CTNの特徴
一括査定CTNは2023年5月からスタートした買取サービスです。
ですが、車業界としては15年あるのが特徴です。
CTNについては、以下のようなメディアでも取り上げられています。
ユーストカーの記事によれば、開始した直後から月間3000件以上の売却希望の問い合わせがあったようです。
2023年5月の開始とはいえ、もともと車業界としてのサービスを提供しており、600社の会員を持っていたことから、順調なスタートをしていることがみえます。
CTNの特徴といては、繰り返しになりますが、高額査定上位3社(最大)からしか連絡がこないことです。
これが最大の特徴ともいえます。
その上で、CTNが積極的にアピールしている点としては、廃車、事故車、不動車がOKという点。
廃車になる車や、事故車で日本では価値がないような車でも、海外では値がつく車もあります。
CTNは海外輸出のルートも持っているため、値段がつきそうにない車でも、積極的に買取してくれます。
売り手からすると、あまり古い車だと、売る際に弱気になります。遠慮がちにもなります。
ですが、CTNは積極的な買取をしているので、売る側としても気持ちが楽になります。
さらに、もう一つの特徴としては、CTNに加盟している提携業者は、CTNの独自の基準をクリアしているお店のみとなります。
▼一括査定CTNの公式サイトはこちら▼
一括査定CTNのデメリット4選
どんなサービスにもメリット、デメリットがあります。
CTNのデメリットは以下の4点です。
- 3社(最大)から連絡が入る。1社のみを希望の方にはデメリットになる
- 自分が嫌いな買取店が上位3社に入る可能性がある
- 専門性のある車は、その車専用の買取店のほうがいい場合がある
- スピード売却優先なら、1社で完結の会社のほうが早い
それぞれを詳しく見ていきます。
営業電話が3社(最大)のため、1社に限定したい方には向いていない
1番目のデメリットは、営業電話についてです。
メリットの裏返しになります。CTNは営業電話が3社(最大)ですが、逆にいうと最大3社から連絡が来る可能性があるともいえます。
連絡は1社に限定したい人にとっては、3社(最大)でも煩わしいとなります。
1社のみで完結したい人は、イカプラやカーネクストがおすすめです。
カーネクストであれば、査定依頼を出したあと、比較的早い段階で連絡がきます。カーネクスト以外とは連絡をとる必要がないため、ストレスフリーな点は利点です。
▼カーネクストを詳しく知りたい方はこちらをお読みください▼
カーネクストの買取査定の流れと評判は?私の実体験と知恵袋から検証し解説します!
自分が嫌いな買取業者が上位3社に入る可能性がある
自分が嫌いな買取店が上位3社に入る可能性があります。
競争の結果なので仕方ありません。
査定にくる業者は、一括査定CTNに加盟している買取店です。自分が査定依頼を出すと、住んでいる住所を中心に、一定範囲の買取店が対象となります。
その中には、自分が嫌いなお店が入っている可能性は当然あります。
もちろん、交渉の拒否はできますので、連絡がはいったら断るという対応は可能です。
車によっては専門店のほうがいい場合もある
特別な車は、別の買取業者のほうが向いている場合があります。
高額査定には競争原理を利用することは鉄則ですが、もう一つの原則としては、専門店に頼るという方法もあります。
「餅は餅屋」という言葉があるように、ある車に対して専門に扱っている買取業者がある場合には、高額査定をつける可能性があります。
たとえば、アルファードで初度登録が5年以内であれば、ENGは検討の価値があります。
▼ENGの公式ページ▼
一番いいのは、両方で査定を受けて、自分が交渉テクニックを発揮するという方法です。
交渉テクニックについては、こちらで解説していますので、合わせてお読みください。
車売却テクニックおしみなく解説!車を売るうえで絶対におさえておきたい交渉方法を現役車屋が深堀解説します
スピード売却希望なら1社で完結する業者のほうが早い場合がある
一括査定CTNが必ず遅くなるというわけではありません。しかし、3社(最大)と交渉して高額査定を狙うなら、その分時間を要します。
1番最初にきた業者と即決するなら、時間はかかりません。しかし、複数と交渉するなら、その分時間はかかりまます。
それに対してカーネクストのように、1社との対応で完結する業者を選べば、その会社との交渉で終了です。売却までのスピードに条件がある場合には、CTNの3社との交渉もデメリットになる可能性もあります。
▼一括査定CTNの公式サイトはこちら▼
一括査定CTNのメリット3選
一括査定CTNのメリットを解説します。
CTNは以下の4点です。
- 競争があるので査定額が上がる可能性が高い
- 上位3社(最大)と自分も直接交渉できるチャンスがある
- 連絡が限定されるので、営業電話で悩む心配がない
それぞれ詳しくみていきます。
競争があるので査定額が上がる可能性が高い
競争についてです。
私の記事では一貫して、車の価値は需要と供給のバランスで決まると書いています。
物の価値は需要と供給のバランスで決まるのは原則だよね
車のオークションでは、入札する会社が多いか、1社のみかで売却額は大きく変わります
競りでは競争相手がいるかいないかは雲泥の差なんだ
業者オークションでは、弊社が最低希望額を設定します。これを「売り切り」といいます。
「売り切り」は相場の範囲内で設定します。
相場より高く設定すると、売れませんからね。
相場には幅があるため、絶対に売りたい時には相場の下限で設定します。下限で設定した上で、入札者が1社であれば、設定した下限の値段で落札されて終わりです。
しかし、3社、4社と入札社があれば、下限で設定していても、5万、10万、15万と値段が上がっていきます。
個人が買取業者に車を売却する時も、これと同じ仕組みと考えればいいと思います。
1社にしか査定依頼を出さないなら、そのお店は間違いなく、相場の下限で査定額を言ってきます。
しかし複数の会社に査定依頼していれば、買取業者は他社も意識しながら競うため、値段が上がっていくわけです。
私も車の査定買取をする時に、お客様が他社で査定していれば、緊張感があります。いわゆるかけひきがはじまります。
実際に、懇意にしている知り合いが、他社では「〇〇万円」と言ってるよと相談うけて、苦しいけど少し上乗せして買取したこともあります。
こういった事は、買取店では日常茶飯事のできごとです。
Xのポストで投稿したのですが、もう一つ事例をあげてみます。
この投稿にもあるように、買取業者は、色々な心理をもって査定しています。
最初から1社だけで査定依頼を出すと決めずに、競争させることで、少しでも高く売却できるチャンスが広がります。
CTNを利用するメリットは、こういった競争原理を自動で活用できる点です。
もちろん、競争という事だけを考えると、自分の住んでいる地域の買取店を訪問する事も方法の一つです。
しかし、ほとんどの方は時間がなく、何店舗もまわるのはきついとも思っています。
一括査定サイトであれば、手間をかけずにネットで情報入力で、概算の相場がわかりますし、自然と競争もしてくれます。
そういう違いがあるわけです。
▼一括査定CTNの公式サイトはこちら▼
上位3社(最大)と自分も直接交渉できるチャンスがある
この記事の後半で、車を高く売るためのテクニックについて少し触れますが、交渉しだいで、車の売却額を上げる方法もあります。
もし、交渉するのが1社のみにしたい方は、おすすめ買取業者5選の中でも紹介しますが、イカプラかカーネクストがおすすめです。
しかし、少しでも査定額を上げたいなら、一括査定CTNのように3社(最大)と直接交渉できるので、査定額を上げるチャンスが増えます。
連絡が限定されるので、営業電話で悩む心配がない
営業電話の数が限定されているのは、CTNの強みです。
CTN内で競りがあり、自分に連絡がくるのは厳選された最大3社(最大)のみです。
不特定多数からの営業電話が嫌な方には、最大のメリットといえるでしょう。
連絡の回数の予想が可能であり、心の準備ができます。
何件電話がくるのか分からない。これが一番気持ち的には重くのしかかります。
MOTAの特徴とメリット・デメリット
MOTAの特徴とメリットとデメリットを整理してみました。
CTNのサービスと似たところはありますので、まとめた内容にも重なる部分もあります。
MOTA車買取のデメリット4選
MOTAのデメリットについてです。
大きくは以下の4点です。
ただ、こちらは
デメリットは以下の4点です。
これは、CTNとほぼ同じですので、解説も重なるので詳しい解説は割愛します。
CTNのデメリットを参考にしてみてください。
MOTA車買取のメリット4選
MOTA車買取のメリットをまとめると以下です。
この4点の中で、3つはCTNと同じです。
CTNと重なる点は、CTNを参考にしてください。
CTNと違うMOTA特有のメリットとしては、最後の広告に力を入れている点です。
広告に力を入れている点は、追い風になります。
私は広告代理店ではないので、MOTAがどのぐらいの額を投資しているのか数字では分かりません。
しかし、色々な媒体で流れてくる、車買取関係ではMOTAの広告量は多いように思います。
新規サービスを始める際は、認知してもらうために初期投資として広告をたくさん打ちます。
サービスの条件も緩和して参入障壁を低くすることもあります。
しかし、MOTAは、既にある程度認知はされています。その上でも広告に投資している点は大きいと思います。いわゆるヤル気を感じるということです。
車屋の立場からすると、マイナーな買取サイトからの依頼で、お客様の元に出向くよりも、名前が売れてきているサイトの名前をしょって行くほうが気持ちは引き締まります。
そして、車屋としても最後の3社に選ばれれば、勝率も1/3になりますので、力の入り方も変わります。
売る側も相手がやる気があるほうが、実のある交渉ができます
▼MOTA公式サイトはこちら▼
CTN一括査定とMOTAは現役の車屋から見ておすすめか?
CTN一括査定は現役の車屋からみておすすめかどうか、お答えします。
結論としてはおすすめです。
そもそも論になりますが、高額査定を狙うなら、買取店に競争してもらうのは必須です。
私は買取側ですが、その立場からはっきり言えるのは、お客様が他店と相見積もりをとられるのは、きついという点です。
競争相手がいるとなると、曖昧な回答が出来ません。競争相手に勝てるような査定額を出すことを考えるからです。
競争をさせる上でも、ネット一括査定はおすすめと言えます。
その上で、CTN一括査定はネット一括査定の最大のデメリット、弱点を克服しています。
高額査定上位3社(最大)からのみ営業電話と限定している点です。
以下の資料は、当ブログが独自でとったアンケート結果になりますが、これをみても、査定依頼する人の83%は、営業電話は上位3社以内にしてほしいということが分かります。
このアンケート結果から分かることは、競争がある上で高額査定上位2~3社からのみを希望する方が多い点です。
上位2~3社を希望は60.71%です。
競争がある上で、上位1社からの連絡も入れると、83%になります。
ユーザーの希望としては、買取店に競争してほしい。ですが、連絡は限定された数社以内に絞りたいというのが本音のようです。
CTNとMOTAの評判と口コミ
CTNやMOTAの評判や口コミを知っておく事も参考になります。
評判や口コミは、こちらの記事で書いていますので、一緒にお読みください。
評判・口コミに関しては、MOTAに比べてCTNのほうが数が少ない傾向があります。
MOTAのほうがアピールが積極的にされているため、口コミが多いのかもしれません。
ちなみに、どんな買取でもそうですが、口コミにも良いのと悪いのがあります。
両方をみたうえで、判断が必要です。
ただ、同じ車業界人としては、悪い評判の中には誤解なども多い印象です。
記事中で、若干の解説も加えていますので、合わせて熟読していただけると幸いです。
CTNやMOTAの比較 まとめ
CTNとMOTAの比較でよくある疑問についてまとめてきました。
最後に、もう一度確認して終わりにします。
項目 | CTN | MOTA |
公式HP | 【CTN一括車査定】 | “2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】
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提携業者数 | 600社以上 | 1471社 |
買取対応車種 | 通常車両・事故車・不動車・過走行車・10年落ちなどどんな車もOK | 通常車両・高級車までOK |
対応スピード | 最長翌営業日 | 最短3時間 |
営業電話 | 高額査定の上位3社のみ | 高額査定の上位3社のみ |
業界経験 | 15年 | |
対応範囲 | 全国対応(一部除く) | 全国対応(一部除く) |
その他特徴 | 独自の審査基準を満たした買取店のみが会員になっている |
どちらを利用するか迷った場合、大きな差はないというのが答えです。
ただ、古い車や事故車、不動車など値段が付きそうでない車は、CTNがおすすめです。
この点が一番大きいのではないでしょうか。
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