軽貨物ドライバーって生活できないのかな
個人事業主が多いから、自分しだいでよ。
軽貨物ドライバーは生活できないのか？
ネット上では、そういったテーマを気にして、検索している人がいるようです。
私は現役の車屋なので、軽貨物ドライバーと出会うことも多いです。
仕事以外でも、プライベートで知り合いもいます。
なお、私自身も個人的な事情により、軽貨物の仕事を考えたことがあり、数日、現場周りもしたことがあります。
このような経験から、少しでもお役にたてる情報をお伝えできたらと思います。
なお、結論からいうと「生活できるか出来ないかは、人による」になります。
なんだ、そんな回答ならいらないと思うかもしれませんが、軽貨物ドライバーに限らず、どんな仕事も人によるのです。
ただ、私の知り合いでは、長年にわたり軽貨物の仕事をしている人は、多数います。子供も大学に行っていますし、しっかり腰をすえて働けば、食べていける仕事ではないかと思っています。
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（関連記事）軽貨物のリース車をお探しの方は👇下記の記事をご参照ください。
黒ナンバー軽貨物でリース審査なしの会社はある？おすすめのリース会社を厳選紹介！
- 軽貨物ドライバーは生活できないのか・できるのか
- 軽貨物ドライバーの収入の仕組み
- 軽貨物ドライバーの個人事業主としての特徴
- 軽貨物ドライバーの求人のおすすめの探し方法
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軽貨物ドライバーの収入事情から「生活できない」を考える
軽貨物ドライバーの収入は、働き方や地域、契約内容によって大きく異なります。一般的には、個人事業主として業務委託契約を結ぶケースが多く、出来高制で報酬が支払われます。
個人事業主という点から考えると、「生活できない」は、やはり自分次第となります。
私の身に回りでも、十分生活できている人はたくさんいます。もちろん不満をもって辞める人もいます。
実際、私が経験した時も、業務委託を前提としてものでした。
1件当たりの単価が決まっており、たくさん配達すればするほど、収入が上がるという仕組みです。
個人事業主というスタイルでの仕事だったので、雇い主からも、その説明をしっかりと受けました。
会社と雇用関係を結んで働いてきた人からすると、個人事業主スタイルは、かなりの変化です。
ですが、その分、自由度も上がります。
平均収入
軽貨物ドライバーの平均年収は約400万円前後とされています。
これはあくまで平均値であり、実際には月収が20万円以下のドライバーも存在します。特に、配達単価が低い案件や、配達件数が少ない地域では、収入が安定しない傾向があります。
とはいえですが、これは配達で与えられているエリアによって、かなり差が出ます。
私が聞いた情報からすると、どのエリアをつかむことが出来るかで、かなり差がでるといえます。
配達できる件数が多いエリアであれば、収入はあがります。少なければ、減ります。こういった事は考えられます。
収入と関係する人気のある配達エリア
収入を上がるのに、人気のあるエリアは、個人宅もそうですが、会社やお店の多いエリアです。
理由は、日中でもかなりの確率で、配達を完了できるからです。
一般択では、留守のことも多く、その場合は再配達になります。最近でこそ、置き配がOKになってきていますが、置き配ができなければ、再配達となります。
配達完了しない事には、賃金につながらないのが痛いところです。
さらに、お店や会社の場合は集荷があります。お荷物を預かるのですが、これも実績にカウントされます。
集荷があると、その分、賃金につながるので、収入アップにつながります。
軽貨物ドライバー：1個あたりの配達単価一覧（目安）
| 配送形態 | 配達単価（目安） | 内容・条件例 |
|---|---|---|
| 宅配（個人宅向け） | 130円〜200円 | Amazon・大手ECなど。繁忙期は高単価になることも。 |
| 宅配（大手委託） | 100円〜150円 | 佐川・ヤマトなどの委託。地域や契約内容により異なる。 |
| 企業配（定期ルート） | 80円〜120円 | 書類・荷物のルート配達。1日数十件〜数百件の安定案件。 |
| フードデリバリー委託 | 300円〜600円 | Uber Eats・出前館など。距離・時間帯によって変動。 |
| スポット便（緊急配送） | 500円〜2,000円 | 即日・深夜など緊急案件。走行距離に応じて高単価。 |
| 医薬品配送（定期） | 100円〜200円 | 精密・丁寧さを要するため、やや高単価の傾向。 |
| メルカリ・個人配送代行 | 100円〜150円 | 個人間取引の集荷・発送代行などの新サービス。 |
※この表はあくまで目安です。ネット上などの色々な情報から作成しています。
上記の表は目安です。
ネットやSNSなどから、情報を収集して作成しています。
とはいえ、私が経験した軽貨物の仕事の時の単価とも大きくはずれていません。
だいたいの相場を知る上では、目安にはなると思います。
なお、私の知り合いで、交渉して単価を上げてもらったという方がいます。
最初から交渉するつもりはなく、もっと収入を得られる仕事の誘いがあったため、辞める旨を伝えたら、単価を上げるから辞めないでほしいと引き留められたようです。
個人事業主として仕事をするのであれば、自分に実力があるのなら、交渉をするのは一つの方法だと思います。
経費の負担
軽貨物ドライバーは、自身で車両を用意し、燃料費や保険料、メンテナンス費用などを負担する必要があります。
これらの経費は月に数万円から十数万円に及ぶこともあり、収入から差し引くと手取りが大幅に減少します。
収入だけに目を奪われず、経費がひかれる事を考えての働き方を検討する必要があります。
経営者は売上、収入を上げることは絶対に追求しないといけないですが、それと同時に無駄な経費を使わない努力もします。
個人事業主も同じで、手取りアップをするなら、無駄な経費の削減も努力しないといけません。
軽貨物ドライバーで生活が出来なくなる要因
軽貨物ドライバーをしていて、生活が厳しくなるパターンをみてみましょう。
それを知っておくことで、対策を練ることもできます。
収入の不安定さ
軽貨物ドライバーの収入は、配達件数や単価、稼働日数に大きく依存します。
繁忙期と閑散期の差が激しく、月によっては十分な収入を得られないこともあります。
とはいえ、これは軽貨物ドライバーに限りません。
個人事業主を選択すれば、どの業種も同じです。自由な働き方の代償として、収入の波を受け入れることが必要になっただけと考えるべきでしょう。
高い経費負担
前述の通り、車両の維持費や燃料費、保険料などの経費がかかります。
これらの固定費は、収入が少ない月でも発生するため、収支のバランスが崩れやすくなります。
軽貨物ドライバーをする場合の固定費の代表は車両です。
車両は自分で購入する場合と、仕事を提供してくれる会社から借りる場合。その他としては、リース会社からリースする場合があります。
初めての軽貨物ドライバーの場合は、周りから言われるがままに、車を準備してしまう事も多いです。
ですが、自分の頭でしっかりと考えて、固定費を押さえる方法をしっかりと考える必要があります。
なお、かかる経費の目安を表にすると下記のようになります。
は個人事業主（業務委託）のドライバーを想定しています。
【軽貨物ドライバーの主な経費一覧（2024年度目安）】
| 経費項目 | 月額目安（円） | 内容・補足 |
|---|---|---|
| 燃料代（ガソリン） | 20,000〜50,000 | 走行距離により大きく変動（例：1日100km×25日稼働など） |
| 車両リース代 | 25,000〜50,000 | 自家用車使用なら不要。リース車の場合は契約内容による |
| 自動車保険（任意） | 5,000〜15,000 | 対人・対物の任意保険（業務使用ならやや高め） |
| 車両整備・消耗品 | 3,000〜10,000 | オイル交換、タイヤ・バッテリー等の維持費 |
| 車検・自賠責積立 | 3,000〜5,000 | 年間費用を月割りした想定（2年に1回） |
| 駐車場代 | 5,000〜20,000 | 自宅に駐車スペースがない場合に発生 |
| 通信費（スマホ等） | 5,000〜10,000 | 業務連絡・地図アプリなどに必須 |
| 事務経費（帳簿・会計） | 1,000〜3,000 | 会計ソフト・印刷・文房具など |
| 税理士・確定申告代行 | 0〜10,000 | 自分でやれば0円、外注すれば費用が発生 |
| 軽貨物組合・保険等 | 1,000〜3,000 | 任意加入の共済・団体・労災保険など |
この表を元に、月間経費合計の目安をみると、下記になります。
- 自家用車使用（最低限）：月 40,000〜60,000円程度
- リース車両利用の場合：月 70,000〜100,000円程度
これらを差し引いた上で、「手取り利益」を計算するのが重要です。
労働時間の長さと体力的負担
軽貨物ドライバーは、長時間の運転や荷物の積み下ろしなど、体力的にハードな業務が多くなります。
休みが取りづらく、労働時間が長くなる傾向があります。
若い頃から同じ仕事をしている場合は、身体にしみついたリズムがあります。
ですが、途中から始めた場合には、慣れるのに時間がかかるでしょう。
または、体力の衰えと同時に、仕事の時間の調整も必要になります。それに伴って、収入も減るでしょう。
ただ、これも、軽貨物ドライバー特有の事情ではなく、個人事業主であれば、収入は自分しだいなので、そういった視点も必要です。
社会保障の不備
個人事業主として働く軽貨物ドライバーは、厚生年金や労災保険、失業保険などの社会保障が適用されません。そのため、病気や事故、仕事がなくなった場合のリスクが高まります。
これも、軽貨物ドライバーだからという理由ではなく、個人事業主としての特徴です。
個人事業主の選択をするなら、保証が弱い分、自分で追加で保証に入るなど、対策は検討する必要はあるでしょう。
生活を安定させるための対策
生活が困難になる要因についてみてきました。
ここからは、その対策を考えていきます。
高単価の案件を選ぶ
配達単価が高い案件を選ぶことで、同じ労働時間でも収入を増やすことが可能です。
企業配や定期便など、安定した案件を探すことが重要です。
実際に、私が経験したことを話すと、私は案件としては、かなり好条件なエリアでした。
商圏エリア。お店と会社ばかりのエリアです。
お店と会社ばかりなので、配達時間は、朝から夕方までで、ほぼ終わります。
通常、配達というと、夜遅くまで再配達や、時間指定などがあり働いています。
しかし、同じ収入でも、商圏エリアになると、短時間で終了させることができます。
さらに、集荷も加わるので、収入アップにつながります。
さらに、通常の配達よりも早く終わることができるので、空いた時間を副業にあてるなど、さらなる自分のスキルアップにあてることも可能です。
経費の見直し
燃費の良い車両を選ぶ、保険のプランを見直すなど、経費を削減する工夫が必要です。
なお、軽貨物の車をお探しの方は、下記の記事👇を参照してください。
黒ナンバー軽貨物でリース審査なしの会社はある？おすすめのリース会社を厳選紹介！
また、車両のメンテナンスを定期的に行うことで、突発的な修理費用を防ぐことができます。
車両のメンテナス意識は、かなり重要です。
私のお店でも、軽貨物ドライバーの方で、リースを組んでいる人がいます。定期的なメンテナスも込みにしているため、定期的に入庫されます。
車のメンテナスに意識を持っている人は、乗り方も丁寧なため、車が長持ちしているイメージがあります。
スキルアップと効率化
効率的な配達ルートの構築や、荷物の積み方の工夫など、業務の効率化を図ることで、より多くの配達をこなすことができます。
荷物の積み込みから、仕事時間は始まっています。
時間との闘いです。朝の早い時間しか家にいないお客様もいます。
積み込み時間が遅れれば、その方への配達を逃していまいます。
スキルアップへの努力は、かなり重要といえます。
さらに、配達の仕事で、配達先のお客様からのクレームが入ることは、かなり大きな痛手です。
例えば、常連の配達先であれば、お客様から配達依頼を受けている会社に直接クレームが入らないように、何かあれば、直接配達員に連絡くれるように、努力している人もいます。
副業や他の収入源の確保
軽貨物ドライバーの仕事だけで生活が難しい場合、副業や他の収入源を確保することも検討しましょう。
例えば、フードデリバリーやネット販売など、柔軟な働き方が可能な副業があります。
業務委託で、個人事業主のスタイルであれば、働き方は自由です。
副業が禁止されるわけでもないので、自分で調整して出来ることから初めてみましょう。
軽貨物 おいしい仕事について
軽貨物業界における「おいしい仕事」とは、高収入・安定・効率よく稼げる案件を指します。
ここでは、軽貨物ドライバーにとって“おいしい”とされる仕事の特徴や代表例を、ピックアップしてみます。
軽貨物で「おいしい仕事」と言われる案件の特徴
一般的に、軽貨物で「おいしい仕事」と言われる案件の特徴は下記のようになります。
高単価・高報酬の案件
- 1個あたりの配送料が高い（例：宅配で1個250円以上）
- 日額保証が高い（例：1日15,000円～20,000円以上）
- ルート固定型で慣れると効率的
業務委託でも安定収入が期待できる仕事
- 医薬品配送、企業間ルート配送など
- 不在が少なく、再配達が不要なケースが多い
- 定期契約になっていて継続性がある
走行距離が短く、ガソリン代・経費が抑えられる
- 狭いエリアでのルート配送（都市部中心）
- 同じ建物やマンションに複数配達がある案件
- 長距離よりも近距離・多頻度型が有利なことも
軽貨物「おいしい」とされる代表的な仕事例
| 仕事の種類 | 内容 | 収入目安 | メリット |
|---|---|---|---|
| 医薬品配送 | 病院・薬局へ定期的に配送 | 月40～60万円 | 荷物が軽い・時間が安定 |
| 大手EC宅配（ルート） | Amazonや楽天など | 月50万円前後 | 荷量安定・単価高め |
| スポットチャーター | 急ぎの配達（企業→企業） | 1案件1万〜数万円 | 単価高・即日払いも可 |
| 生協配送 | 生協の商品をルートで配送 | 月30～45万円 | 走行距離短め・固定顧客 |
| 企業配達（BtoB） | 企業書類・備品など | 月35～50万円 | 不在がない・効率◎ |
こんな人におすすめ
どんな働き方を希望するかによって、選ぶ軽貨物のスタイルはかわります。
分類すると下記のようになります。
- 安定収入を重視：医薬品配送や生協ルートなど定期便
- ガッツリ稼ぎたい：スポット便・ECルート
- 体力的な負担を減らしたい：軽量物中心の案件
注意点と見極めのコツ
- 「おいしい仕事」は競争も多く、紹介制や人脈が重要なこともあります。
- 始める前に経費（車両・ガソリン・保険）を正確に見積もることが重要です。
- 案件内容により「見かけの収入」が高くても、拘束時間や経費率が高い場合もあるので要注意です。
軽貨物ドライバー やってみた経験
冒頭から、軽貨物ドライバーをやってみた経験について触れています。
なお、私の体験は、先に説明した「おいしい仕事」の一つに分類される、軽貨物の配達だっと思っています。
私は少し特殊かもしれませんが、プライベートの事情があり転職を考えた時期がありました。
知人の紹介で、軽貨物ドライバーの面接をうけ、数日間の体験をしています。もちろん、その期間の対価もいただきました。
私が体験したのは、いわゆる誰でも知っている大手の下請けでの業務委託です。
やった分だけ、自分の収入になります。
社長と面接をして、雇用関係ではなく業務委託になることの説明を受けました。例えば、保険証は社会保険ではなく、国民健康保険になるよなど。
既に働いている先輩にも声をかけ、色々話しました。
その一人は「俺たちは、一人一人が事情主だから、やる事やったら、空いてる時間は自由に使える。家にいったん戻る事もあるしね。それが俺たちの働き方だよ」って、自由を愛している先輩がいました。
確かに、その人の風貌から、縛られず働きたいという雰囲気が感じられました。
ただし、自由には責任も伴います。その人の言葉の前提には、「やる事をやったら」というのがあります。しっかりと、与えららた仕事はやればというのが前提です。
そんな働き方に、私はワクワクする思いもしました。
さらに、私がまわったエリアは、一般的にはめずらしい都会エリア。ほとんどがお店と、会社。
かなりいいエリアです。
なので、夜遅くまで働くということはなく、夕方にはほとんど配り終わります。
商圏エリアなので、軽バンで移動しますが、ある程度移動したら、その後は、台車に乗せて、ひたすら都会の中をまわるというスタイルでした。
私の経験は、けっこう稀な経験かもしれません。
ですが、探し方によっては、運よくそんなエリアにあたる事もあるかもしれません。
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軽貨物ドライバーは、売りて市場といえます。
各会社が人材不足で悩む業界なので、しっかりと自分をアピールできれば、嬉しい案件を手にすることが出来るかもしれません。
軽貨物ドライバーは生活できないは嘘 自分しだい
軽貨物ドライバーは生活できないは嘘 自分しだいです。
「軽貨物ドライバーでは生活できない」と言われることがありますが、実際には働き方や意識しだいで安定した収入を得ている人も多いのが事実です。
記事内でも紹介されている通り、「生活できない」と感じる人の多くは、案件選びの失敗や、時間管理、収支バランスの見誤りなど、「自分自身の準備不足や選択ミス」が原因であることが多いのです。
軽貨物業界は完全成果報酬型の側面が強いため、自由度が高い反面、自己管理能力と情報収集力が問われます。稼げる案件を見極めたり、自分に合ったスタイルを選ぶことができれば、「思ったより稼げる」「会社員より気楽で良い」という声も実際に多く聞かれます。
つまり、軽貨物で生活できるかどうかは、“業界が悪いから”ではなく、「どう働くか」「どう選ぶか」次第で未来は変わるということです。
副業から始めてコツコツ経験を積むも良し、プロとしてしっかり稼ぐ道を選ぶも良し。大切なのは、正しい情報と前向きな姿勢です。
軽貨物ドライバーは決して「生活できない仕事」ではありません。
むしろ、自分の裁量で収入も時間もコントロールできる「自由な働き方」として、今後さらに注目される働き方の一つと言えるでしょう。
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