車を買うなら「収入の半分におさえるべきだ」
こんな言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
一見もっともらしく聞こえる言葉ですが、これといった根拠もない嘘のような話です。

車が欲しいんだけど、年収の半分以下の価格の車にすべきかな?

とくに、そういった話は現場では聞かないよね。年収の半分をこえる車を買っている人は、いるよね
今この記事をお読みのあたなは、きっと車を買おうと迷っているけど、年収の半分におさえるべきか迷っていると思います。
今回の記事は「年収の半分説」の嘘の理由を説明していきます。
ただ、この手の質問は、実際のところは車だけの問題ではなく、家計全体の支出の優先順位や、やりくりに対しても悩んでいる方の場合が多いです。
年収と車の関係を考える際は、車だけに限定せずに、将来に向かって、どう資産を作っていくか、借金があるなら減らしていくかなど、バランスを考えトータルで検討すべきものです。
なぜなら、車の固定費は高額になりがちだからです。
車本体の費用のみならず、自動車保険、駐車場、ガソリン代など、家計を圧迫する出費がセットになってきます。
車だけに限定せず、未来に向かって資産を増やしたい。豊になりたいと本気で思っている方は、お金や資産についてのプロに、相談してみることはおすすめです。
例えば、ファイナンシャルプランナーであれば、保険というイメージが強いかもしれませんが、実際のところは人生を長期的にみての、資産形成や優先順位の立て方など適切なアドバイスをもらえます。

「お金」に対する基本的な知識は持っているべきだから、プロに相談してみるのは重要なポイントだよね
税金の控除の知識も含めアドバイスを受けることで、手取りが上がることもあります。
もし、本気で資産や家計の改善をしたい方は、無料相談でのファイナンシャルプラナーはありますので、ご相談してみてはいかがでしょうか?
ファイナンシャルプラナー選びで、迷った際は、下記のマネプロがおすすめです。
オンラインでも、自宅の近所でも自分の好みで、相談の場をセッティングしてもらえます。

(画像引用:マネプロ)
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・車を買うなら年収の半分におさえるべきだと思っている
・これから車を買う予定だが、年収の何割ぐらいにすべきか迷っている
・車を買うおすすめの方法を知りたい
車を買うなら年収の半分にすべきは嘘の理由
いきなり結論からの説明になります。
年収の半分というのは、説得力のある根拠がみあたりません。
「年収の半分におさえたほうがいい人もいれば、そうでない人もいる」
これが正確な回答かと思います。
一般化するには無理がありますので、その理由を解説していきます。
年収によって可処分所得が変わる
年収の半分というのが、きわめてアバウトな一番の理由は収入によって可処分所得が変わることです。
可処分所得とは収入から、税金や社会保険料などを引いた自分が自由に使える手取り収入のことです。
つまり収入が多い人ほど、可処分所得(自分が自由に使えるお金)が多いことになります。
年収1,000万円の人であれば、きわめてざっくりですが、可処分所得はおおよそ700万ぐらいになります。
700万だと年収の半分の500万の車か買っても、自由に残るお金は200万になります。
200万を月で割ると、生活費で16万6,000円。
おそらく年収800万もあれば、持ち家の可能性が高いでしょうし、そもそも貯金があるでしょうから、1年の生活は十分やっていけるでしょう。
それに対して、年収350万の場合は可処分所得はざっくりと280万円です。
年収350万円の人が、半分の175万円の車を買うと、残り1年は105万円での生活になります。
月で計算すると87,500円になります。
貯金があったり持ち家なら、ギリギリなんとかなるかもしれませんが、節約は必要な数字ですね。
ただ、ここで見えてくるのは年収の半分と言っても、どのぐらいの年収をもらっているかによって、まったく違ってくるという事です。
事実、年収の半分以上の車を買っている人はたくさんいます。
なぜなら、ローンやリースなど様々な購入方法があるからです。
1年単位で考えてしまうと、支払いが不可能でも何年かで分割でなら支払えるということは、普通にあることです。
年収350万円の人が、200万、300万の車を買うこともあります。
総額250万円の車で、金利2.8%で84回払いで計算すると、月々32,800円ほどになります。
頭金を準備したり、銀行オートローンにすれば、もうすこし金利が安くなるので可能は範囲でしょう。
今やカーリースとなれば、車検もコミコミで月々3万円台で7年や9年リースなどたくさんあります。
トータルで考えると、年収の半分以上の車を契約している人はたくさんいます。
年収の半分以上の車でローンやリースの審査は通る?
マイカーローンが通るかどうかは、いろいろな条件によるので一概にいえません。
ただ少なくとも、年収の半分以上だから絶対に無理というような単純なものではありません。
ここで注意点ですが、通常の借り入れには総量規制があるので、年収の3分の1以上は借りれないことになっています。
しかし銀行やディーラーのマイカーローンは総量規制の対象外なのです。
なので可能ということになります。
話しは戻るのですが、審査に通るかどうかは、たとえば年収にはまったく問題がないのに、たまたま携帯電話の支払を滞らせてしまったがゆえに、それがひっかかって、審査に落ちるということもあります。
審査は年収や勤務年数、持ち家、様々な条件で判断されます。
たとえば保証人をつけてもらえれば、審査通しますよという場合もあります。
審査基準ははっきりと公開されていない分、わかりずらい点も多いですが、少なくとも年収の半分を越えたら、即通さないという単純なものではありません。
まずは審査にかけることをおすすめします。
自動車の購入についてファイナンシャルプランナーに相談するメリット
冒頭で、車を含む家計全体の見直しはFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することも、一つの方法として提案しました。
ここで、改めて、車に関してもFPに相談するメリットはあるのかについて、まとめてみたいと思います。
FPに相談することには、以下のようなメリットがあります。
予算の最適化
FPは個々の収入、支出、貯蓄の状況に基づいて、購入に適した予算を決定するサポートができます。
車のローンやリース、キャッシュでの購入など、購入方法によるコストの違いも踏まえたアドバイスを受けられるため、自分の家計に最適な方法を選びやすくなります。
資産運用とライフプランのバランス
自動車購入は多額の出費になることが多く、他の将来計画(住宅購入、教育資金、老後資金など)に影響を与える可能性があります。
FPはこれらのライフプランと照らし合わせて、今の自動車購入がどのような影響を与えるかを判断し、資産計画の長期的な視点からアドバイスします。
保険とリスク管理のアドバイス
車の購入に伴って必要な自動車保険の選び方や、保険料を抑える方法についても、FPからリスク管理のアドバイスがもらえます。
補償内容と保険料のバランスをとりつつ、自分に合った保険を選ぶサポートも得られます。
購入タイミングのアドバイス
FPは、経済状況や市場の動向などを踏まえて、購入の最適なタイミングについてもアドバイスできます。
特に、自動車の市場価格やローン金利が変動しやすい時期には、タイミングを見極めることが節約につながるため、有効です。
ローンやリース契約のアドバイス
ファイナンシャルプランナーは、ローン契約やリース契約の条件の違いを解説し、金利や手数料、支払期間などのポイントを踏まえた比較をサポートします。
また、ローン返済が家計にどのような影響を与えるかも計算してもらえるため、無理のない返済計画を立てやすくなります。
家計全体の見直しと支出計画の最適化
車を購入すると、維持費(保険料、ガソリン代、メンテナンス費用など)もかかります。
FPに相談することで、これらの維持費も含めた家計の見直しや、支出計画の最適化についても助言が得られます。
特に、固定費と変動費を明確にし、生活に無理のない範囲での支出計画を立てられます。
ファイナンシャルプランナーに自動車購入について相談することで、購入後も含めた長期的な家計管理や資産計画が可能になります。
また、FPに相談することで、必要以上のローンや支出を避け、家計への負担を軽減することが期待できます。
車の購入が人生全体にどのように影響を与えるかについて、プロの視点で見直すことは、結果的に安心して車を持つことにつながるでしょう。

(画像引用:マネプロ)
▼マネプロの公式HPはこちら▼
マネプロの特徴はこちらです。
- 相談件数150,000件以上
- お客様満足度98.9%(※※2023年2月〜6月までの契約世帯への任意の自社アンケート調査より)
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- ご自宅・お近くのカフェといったご希望の場所での対面相談もご用意
- 「家計管理の方法」「保険の選び方や見直し」「ライフプランシミュレーション」「お子様の教育費の準備」 「NISAなどの資産運用の始め方」「住宅ローンの組み方や借り換え」など、あらゆるお金のご相談が可能
まとめ 車を買う費用は年収の半分基準よりトータルで計画をたてる
ここまで説明してきたように、年収の半分におさえるべきだという単純な方程式はなりたたない事はわかっていただけたかと思います。
とはいえ、願う車を安く買えるなら、それのほうがベターです。
車の維持費は家計に重くのしかかってくるのも事実です。
車にかかわる固定費の無駄を削減する努力は必要です。
そういう意味では年収の半分というのは、あくまで目安程度にして、トータルで自分の生活に負担にならないマイカー設計をすることが大切です。
一昔前と違い働き方にも、いろいろな働き方が増えてきました。
必ずしも正規雇用だけでもありません。フリーターや非正規の会社員もいます。
もちろん個人事業主は、昔と変わらずいます。最近ではフリーランスと言われることもあります。
こういった働き方の変化にともなって、収入も安定した人もいれば、波がある人もいます。
人それぞれ収入のパターンも違うわけなので、それぞれの支払い能力に応じた車を選ぶことが大切ではないでしょうか。
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