中古で買った車をすぐに売っても元をとれるのか?
今回は、この疑問にお答えしていきます。
なお、中古で買った車をすぐ売ることを決めた方には、どんな理由が多いのでしょうか。
僕はもっと欲しい車がすぐに出てきたから、すぐに売ったんだ
中古で買った車をすぐに売る理由は、もっと欲しい車が出てきた以外にも、いくつかあります。
例えば、こういった理由が多いのではないでしょうか。
- もっと欲しい車が出てきた
- ローンの支払いがきつくなった
- 機能や乗り心地が思っていたのと違った
- 家族からクレームが入った
- 事故車と後で分かった
- 急のライフスタイルの変化
理由は様々ですが、中古で買った車をすぐに売る場合、買った額と同じぐらいの額で売りたいと思うはずです。
今回は中古で買ったばかりの車を売る際のコツ。メリットとデメリットをまとめたいと思います。
なお、私は現役の車屋で、中古車の売買をしています。
自分の経験を活かして解説していきます。
現役で買取している経験から、コツを紹介するから期待してね!
なお、先に結論をいうと買った金額と同じ額を売却。つまり元を取るというのは、基本的には難しいです。よほど特殊なリセールのいい車に限定されます。
とはいっても、出来る限り高く売る方法やコツ、注意点はありますので、解説していきますので、ぜひ満足いくところまでお読みください!
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サービス名 | 公式HP | 特徴 |
MOTA | “2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】
| ①買取店で競争がある ②連絡は高額査定3社以内(最大) |
CTN | 【CTN一括車査定】
| ①買取店で競争がある ②連絡は高額査定3社以内(最大) ③不動車や事故車、過走行車も積極的に受け入れ |
カーネクスト | カーネクスト
| ①古い車、不動車、過走行車も積極的に受け入れ ②1社のみの連絡で完結する |
(画像引用:MOTA車買取)
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MOTAはネットで一括査定依頼を出すことが可能です。
複数の会社に査定依頼がいき、その中からもっとも高額査定がついた3社(最大)とのみ電話対応になります。
買取店の入札による競争と、やりとりは最大3社のみというバランスがとれた点が魅力です。
そして依頼した翌日18時には査定額を出した会社の査定結果(最大20社)をネットで見ることができます。
車を売る上で、自分の車の相場を知っておくことは絶対に必要です。
中古で買った車をすぐに売る 知恵袋(yahoo)の実際の声を検証します
私は現役の車屋だから、回答は持っているけど、まずは知恵袋の中から一般人の回答をみてみます
yahoo知恵袋は、いろんな方の悩みや質問が書かれています。
この中に、今回のテーマに関する質問と回答がありましたので検証してみます。
買ったばかりの中古車。でも他に欲しい車が出てきたので、売却したい。
元はとれるのか?という質問です。
それに対しては、以下のような回答があります。
(画像引用:yahoo知恵袋)
全て、同様に難しいという結論です。
ここに書かれている知恵袋の回答は、車屋や買取店の裏事情を知っている立場からしても、ビンゴです。
かなり正確な回答です。
最後の方の回答が、元が取れるようなワザを持っている人を「転売屋」とありますが、まさにその通りです。
現役の買取店、車屋でも転売業務はかなり難易度が高いです。
ビジネスモデルとしては、通常の仕事では成り立たないので、やりません。
一般の方は、普通の車の販売店から買った中古車を売るという事であれば、マイナスになる事になります。
元を取るような売り方ができる人は、仕入れ先も特別なところからであり、売却先も特殊なルートを持っている人でしょう。
この知恵袋の回答の中で、かなり答えが出ていますが、私の立場からしっかりと、この後回答していきます。
中古で買った車をすぐに売って元がとれる?現役の車屋からの回答
いちばん気になる点から説明します。
中古で買ったばかりの車を、すぐに売るとして、購入金額と同じ額で売れるのか?という点です。
結論からいうと、同じ金額というのは基本的には難しいです。
いきなり、つらい現実から回答したけど、ここで折れずに最後まで読んでね!
その一番の理由は、購入時に支払って、売却時に帰ってこない金額がるからです。それは諸費用の一部分です。
諸費用は国におさめる金額であったり、納車するのにかかった余分な費用なので、その金額は売却時に戻ってきません。
車両本体が、たとえ購入時と同じ額で買い取ってもらえたとしても、諸費用分はマイナスになるという計算です。
マイナスになる諸費用は、例えば、以下のような項目です。
- 登録費用(車を自分名義の車にするために販売店に支払った費用)
- 納車関連の費用(納車前の清掃代や、陸送、販売店が自宅まで納車する費用など)
- ナンバー代
- 自動車税の一部
- 重量税の一部
- 自賠責保険の一部
- 車庫証明費用
- 環境性能割(一部の中古車)
これらの金額は、合計で5~10万ほどではないでしょうか。
このお金は、購入時点で自分が販売店や国に支払っている金額なので、戻ってきません。
購入時以上の額で、売却するには、車両本体の価値だけで諸費用分を越える必要があります。
リセールが極めていい車であれば、タイミングによっては稀にこえる時もありますが、一般的ではありません。
諸費用分は安くなるとはいえ、印象としては高い車のほうが、損した感覚は少なくなります。
例えば、こういった事です。
200万円の中古車で、10万円の諸費用を抜いた190万円で車が売れるのと、30万円の中古車が20万円で売れるのとでは、印象がかなり違います。
なお、実際は車の販売店は車両本体価格に、利益を乗せて販売しています。
もし同じ販売店で、車を売却するなら、この利益分も差し引かれて買取されるでしょう。
もし、少しでも高く売りたいなら、中古車を買った販売店ではなく、それ以外のお店で交渉するほうが高く買ってもらえる可能性が高まります。
中古で買った車をすぐ売るデメリット
中古で車を買ってすぐに売るデメリットや注意点を把握しておくことも重要です。
まずはデメリットを知った上で、次のステップにすすみましょう。
購入金額よりも安くなる可能性が高い
購入金額よりも諸費用分、安くなることは既に説明しました。
それに以外にも、購入金額より安くなる理由があります。
車は新車からナンバーがついた時点で価値が下がっていきます。
任意保険に入って車両保険をつけたことがある方は、イメージがしやすいと思います。
車両保険は毎年、×o.8程度ずつ車両保険額が下がっていきます。
一般的にリセールがいい車というのは、この下がり方が緩やかな車です。
ですが、緩やかといっても下がることには変わりません。
こういった理由から、購入金額よりも安くなる可能性が高いといえます。
手続きが複雑になることがある
手続きが複雑になることもあります。
例えばローンやカーリースでの所有だった場合が分かりやすいでしょう。
ローンで購入したにも関わらず、すぐに売るとなると完済前の処理、手続きが必要になります。
ローン商品によっては、1年以上たてば一括返済が可能な場合もあります。契約前に確認しておくことは必須です。
一括返済ではなく、融資後のキャンセルとなれば不可が基本路線です。
一括返済でも契約内容によっては、当然金利を余計に払う可能性もあります。
たとえば60回払いとして、5ヵ月目で一括払いするので、金利も60分の5になると思いがちですが、話しはそんなに簡単ではありません。
一括返済の時期を早めれば早めるほど、支払う金利は多くなるというのが一般的です。
カーリースにおいても、似たような事がいえます。
カーリースは新車というイメージがありますが、中古でのリースを扱っている会社もあります。
実際、私のお店でも程度のいい中古車であればリースで提供している場合もあります。
中古リースにおいては、途中解約は基本的には認めていない会社が多いです。
最近では、途中解約を可としているプランも増えてきていますが・・。
途中解約を不可としている契約において、契約解除する場合は、違約金の発生や、手続きが必要になります。
このように、中古で買った車をすぐに売る場合には、手続き面は考慮する必要があります。
中古で買った車をすぐに売る事のメリットと注意すべきこと
中古で買った車をすぐに売るメリットと注意点を見ていきましょう。
中古で買った車をすぐに売るメリットは、なんといっても買取額です。
車は鮮度が重要。
年式が新しいほど、高く売れます。
少しでも高く売りたい場合には、早めに売却することがおすすめです。
例えば、中古車を購入したが、3ヵ月でもっと欲しい車が出てきたとします。
購入したと同じ額で売却は難しいにしても、それなりの高額査定は期待できます。
売却額を原資にして、次の車をかえば、思った以上に追加費用がかからず欲しい車を買うことが可能です。
(画像引用:MOTA車買取)
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MOTAのおすすめポイントは以下になります。
MOTAはネットで一括査定依頼を出すことが可能です。
複数の会社に査定依頼がいき、その中からもっとも高額査定がついた3社(最大)とのみ電話対応になります。
買取店の入札による競争と、やりとりは最大3社のみというバランスがとれた点が魅力です。
そして依頼した翌日18時には査定額を出した会社の査定結果(最大20社)をネットで見ることができます。
車を売る上で、自分の車の相場を知っておくことは絶対に必要です。
5年未満・5万キロ以下での売却がおすすめ
高く売れる年式、走行距離があります。
もし中古で買った車をすぐに売るかどうか迷っている場合、その車の年式と走行距離をチェックしましょう。
私は車の売買をしていますが、経験則から5年落ち以内と、走行距離5万キロ未満であれば、ボリュームのある査定額がつく印象を持っています。
理由は、その範囲の中古車を求めている人が多いためです。
5年以上であったり、走行距離が少しでも5万キロをこえた車は、人の目に触れる数も減ります。
つまり、その条件で検索する人が少なくなるという事です。
中古で車を買う際は、カーセンサーやグーネットなどネット掲載から探すことがほとんどではないでしょうか。
走行距離であれば5万キロ以内、年式は5万キロ以下で検索するボリューム層が多いです。
需要がある車ほど、安定した値段が付くので、自分の車の年式と走行距離をチェックしましょう。
なお、リセールといって価値の下がりずらい車も存在します。
そういった車であれば、年式や走行距離にかかわらず、まとまった査定額が付く可能性もあります。
リセールバリュー(残価率)のいい車
リセールバリュー、いわゆる残価率のいい中古車を売却するのもおすすめです。
年式や走行距離は当然のことですが、車によって残価率、リセールは異なります。
ユーカーパックが独自でとっている表が分かりやすいので、ご紹介します。
順位 | 車種 | 残価率(5年経過時) |
1 | トヨタランドクルーザー70 | 110.26% |
2 | レクサス LM500h | 95.65% |
3 | ランドローバー ディフェンダー | 89.20% |
4 | トヨタ ランドクルーザー | 82.71% |
5 | トヨタ アルファード | 81.05% |
6 | トヨタ ヴェルファイア | 80.78% |
7 | トヨタ カローラクロス | 79.39% |
8 | トヨタ ランドクルーザープラド | 78.66% |
9 | トヨタ ダイナバン | 78.65% |
10 | トヨタ ハリアー | 78.64% |
この表を見ると、ランドクルーザー70の異常値に気づくと思います。
5年落ちであるにも関わらず、110.26%という数字を出しています。
車種によっては、5年経過しても新車価格以上の値段がつく車があることが分かります。
ここに書いている車種は、リセールがいい車なので、売却を検討している場合には、一度査定依頼を出して相場を確認してみましょう。
オークション相場から売却タイミングを判断する方法もある
中古車の売却で、緊急性があったり、理由があっての売却であればタイミングを選べません。
ですが、なんとなくであったり、もし高く売れるならという程度であれば、今の中古車相場を知ることも大切です。
中古車相場が沈んでいる時に売却するよりは、高い時期に売るほうが当然、査定額も上がる可能性があります。
まずは、こちらの表をご覧ください。
(引用:ユーストカーハイパー)
一般ユーザーの方は見ることは、ほぼない統計です。
中古車オークションの相場の動きを、業者向けに集計しているサイトです。2024年5月21日時点になります。
車買取をしている会社であれば、ほとんどがこのサイトの会員になっているはずです。
この表は、ログインする前の誰でもみれるページにありましたので、ご紹介しました。
赤線が2024年度です。
全国の中古車オークションの推移を表します。
平均落札単価が、2024年に入って上がっているのが分かるかと思います。
つまり、2024年度は中古車市場の相場が上がっていますので、それにともなって、中古車を売却する際に、高額査定を狙える可能性が高いともいえます。
そして、グラフの推移をみると、どの月が高く売買されているのかもわかります。
買取した中古車を1~2ヵ月の在庫で、すぐにオークションで売却するお店であれば、グラフの高く売買されている1~2ヵ月前が高値で買取してくれる可能性が高まります。
お店によっては長期在庫で、店頭販売を狙う会社もあるので、ここの見極めは難しい点ではあります。
ただ、こいうった情報を頭に入れて交渉するかどうかでも、差が出ますので参考にしてみてください。
中古で買った車をすぐに売る方法 ネット一括査定の活用
中古で買った車をすぐに売る方法について解説します。
車の買取では、一般的にイメージする買取店での買取で、オークション形式の買取があります。
すぐに売却したい場合には、一般的な買取がおすすめです。
オークション形式のメリットは、中間マージンがないため高値が付く可能性があります。
ただ、売却まで時間がかかります。
時間がかかりすぎる場合には、車の価値が下がっていく可能性もあります。
こういった理由で、スピーディーにすすめたい場合は、買取査定の一択です。
買取査定で、出来る限り高く売るためには、ネット一括査定を利用することがおすすめです。
理由はネット一括査定を利用すれば、買取店に競争してもらう事ができるからです。
競争があれば、査定額が上がります。
この事については、こちらの記事で詳細を書いてますので関心ある方は、合わせてお読みください。
私は買取業務をしていますが、競争相手がいるかいないかでは、査定額が変わります。
競争相手がいれば、無難な数字では出せません。
利益率を減らしてでも、高く買い取ろうという心理になります。この心理は、どの買取店でも同じはずです。
▼おすすめネット一括査定はこちら▼
中古で買った車をすぐに売るためのコツ 商談の場で使えること
中古で買った車をすぐに売るコツについても解説します。
コツは、既におすすめの売却方法はネット一括査定の活用と書きましたように、一番のコツはネット一括査定の利用です。
ただ、それ以外にもコツはあります。
複数の買取業者に査定をしてもらった後、営業マンと直接交渉の場が必ずきます。
交渉の場で、どう立ち振る舞うかによっても査定額が変わります。
たった一言で、営業マンが査定額を上げてくれる事は、少なくありません。
営業マンも人間なので、いいお客さまに対しては頑張りたいという気持ちを持ちます。
なので、交渉の際に、こういった言葉を投げかけてみましょう。
〇〇さん、とても親切なので、このお店で売りたいです。でも他の店が、もう〇万円高いので、同じか少し上げるとかできませんか?
この言葉を投げかけると、営業マンは査定額を上げてくれる可能性があります。
実際に、私も同じような事を言われて、買取額を上げた経験は何度もあります。
逆に、私が客の立場で使ったこともあります。
もっと、詳しく交渉術について知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。
ネット一括査定 おすすめ9選
中古で買った車をすぐに売る際の、おすすめの買取店を紹介します。
すぐに売るとなれば、スピード感も必要になりますので、オークション形式の買取業者は除いています。
なお、ネット一括査定がおすすめですが、利用者が懸念する事に、営業電話が多いのでは?という声があります。
よって、おすすめ3選は、営業電話が3社以内に限定される会社に絞っています。
これらのアンケート結果も加味した上で、おすすめは以下の3社になります。
サービス名 | 公式HP | 特徴 |
MOTA | “2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】
| ①買取店で競争がある ②連絡は高額査定3社以内(最大) |
CTN | 【CTN一括車査定】
| ①買取店で競争がある ②連絡は高額査定3社以内(最大) ③不動車や事故車、過走行車も積極的に受け入れ |
カーネクスト | カーネクスト
| ①古い車、不動車、過走行車も積極的に受け入れ ②1社のみの連絡で完結する |
ネット一括査定を利用する事に不安な方もいるかと思います。
ただ、当サイトでとった独自の調査によると、ネット一括査定を利用した方の、買取額に対する満足度が高いことが分かっています。
また、営業電話は3社以内にしたい方が多いのも分かっていますので、上記の3社を選んでいます。
独自調査については、こちらの記事でまとめていますので、合わせてお読みください。
なお、この3社以外にもおすすめはあります。
一覧で特徴をまとめましたので、こちらを目を通していただければ、全体像はつかめるはずです。
会社名 | HP | 特徴 |
MOTA | “2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】
| ①買取店が入札で競いあう ②営業電話は高額査定上位3社(最大) |
CTN | 【CTN一括車査定】
| ①買取店が入札で競いあう ②営業電話は高額査定上位3社(最大) ③不動車、過走行車も積極買取 |
ナビクル | 【CTN一括車査定】
| ①大手やJPUC認定の適正買取店が加盟している |
イカプラ | 【イカプラ】
| ①複数社で査定競争あり ②電話連絡はイカプラ1社のみ |
カーネクスト | カーネクスト
| ①古い車、過走行、不動車も積極買取 ②カーネクスト1社の連絡で完結する |
ズバット | ズバット車買取比較
| ①複数の買取業者で競争。査定に積極的な会社から連絡。 ②複数の会社と自分が交渉できる |
ENG | 【ENG】高額買取中!
| ①アルファード・ベルファイアで年式が1~5年の買取専門店 |
ガリバー | ガリバー
| ①有名大手での交渉ならガリバー |
カーセンサー | カーセンサー
| ①一括査定サイトとオークション形式が準備されている |
中古で買ってすぐ売るつもりならリセールバリューを見て購入しよう
これから中古で車を買って、すぐに乗り換える。売って別の車にするを考えている方は、リセールバリューを考えて購入しましょう。
リセールバリュー、残価率については、既に記事中で紹介しました。
リセールを考えて車を乗り換えることで、見かけ以上には予算をかけずに、いい車に乗り換え続けている人はいます。
特に、高額な車であれば、買取額は交渉によって数十万の違いが生じます。
リセールの悪い車であれば、どんなに交渉を頑張っても、数千円~数万円。もしくは変化しない事もあるでしょう。
リセールのいい車であれば、予想外の査定額を提示してもらえる事もあります。
その買取額を原資として、次の中古車に乗り換えれば、数百万円の車を、数十万円で乗ることさえできます。
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