こんにちは!テツヤです。
テツヤさん。車を擦っちゃたんだけどて黙っててもいいかな?
黙ってるのはよくないね。まずは警察に連絡しておこう
どんなに慎重に運転していても、電柱や駐車場で他人の車に擦ってしまうことはあります。
相手があるなしに限らず、擦った当ててしまうと動揺してしまいます。
僕は車屋さんなので、車を擦って動揺している人の連絡を何度も受けたことがあります。
原則的には相手がいる場合も、いない場合も擦った、ぶつけた時の対処法は同じです。
相手がいない場合は、「このまま黙っていよう」と思うこともあるかと思いますが、それは辞めたほうがいいです。
ただ、ここで解説するのは一般的な内容です。
もし、不安がどうしても払拭されないなら、専門家に相談することをおすすめします。
最近では無料相談窓口も増えています。
下記の「日本法規情報」のサイトなら、交通事故トラブルで適切な窓口を紹介してもらえます。
私のお客様の中には、自動車保険に弁護士特約をつけていたことで、難しいトラブルを解決してもらったケースがあります。
私個人としても、車関係ではありませんが、プロに相談することでスムーズに完結した経験があります。
一人で悩むぐらいなら、プロに相談してすっきりしましょう。
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車を擦った時に黙ったままにしていても大丈夫か?
人身事故だけでなく、物損事故でも車が事故を起こしたときは、警察に通報することは道路交通法第72条で定められています。
知らなかった。義務なんだね
なので連絡したほうがいいんだ
人身事故のみならず塀や家の壁、ガードレールや電柱などにぶつかった、擦った場合も警察に通報する必要があります。
警察への通報をしなかった場合には、「報告義務違反」となり、3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金に科せられます。(動労交通法 第119条1項10号)
もう1点重要なこととしては、この事故の件が後日話がすすんで、自動車保険を使うという状況になった時に、警察に通報していないと事故証明が発行されず、保険金がおりないという事態になってしまう可能性もあります。
なので車を擦ってしまった時は必ず警察には通報しましょう。
車を擦った時にまず確認してほしい3つの事
車を擦った直後は焦っているかもしれませんが、必ず確認してほしいことが3つあります。
冷静に1つ1つこなしていく事で、落ち着きが戻ってくるでしょう。
①擦った箇所を確認する
まずは擦った箇所や場所を目視で確認しましょう。
擦ったり当てた時は、車の振動や音で何かに擦ったなと感じるものです。
しかし実際は、その程度は見てみないと分かりませんし、別のことが理由の場合もあります。
擦った箇所を確認するのは怖いかもしれませんが、落ち着て確認しましょう。
自分の車はもちろんですが、路地などで曲がる時に家の壁や電柱、ガードレースに擦ったときは、両方を確認します。
駐車場で他人の車を擦ったと思った時は、自分と相手の車も確認をします。
まずはその傷や凹みの現状確認が大切です。
目視で確認して傷や凹みがなくても不安が大きい場合には、もしドライブレコーダーをつけているなら、確認しましょう。
ドライブレコーダーはこういった時に重宝されます。
②警察に連絡をする(人命にかかわる怪我ある場合は救急車を呼ぶ)
擦った事が確認できた場合には、警察に通報しましょう。
これに関しては既に上記で解説済みです。
もし擦ったのが他人の家や、車でその場にその持ち主がいない場合でも連絡は必要です。
「黙っておこう」と思うかもしれませんが、後で話が大きくなるかもしれませんので、黙っておくのは辞めておきましょう。
またもし、自分の車の同乗者や、相手に怪我がある場合には、人命救護が優先されます。
警察への通報も重要ですが、まずは人命救護のために救急車を呼ぶことをしましょう。
③保険会社に連絡する
警察に連絡した後は保険会社に連絡しましょう。
ただし、保険会社は連絡が少し遅れたからと言って大きな問題になることはありません。
保険会社は事故現場からすぐに連絡できなくても、警察にきてもらい、もし相手のいる事故なら、相手と連絡先を交換しておけば、事故処理後もしくは翌日などに保険会社への連絡でも対応してくれます。
ただ事故直後は動転している事が多いので、自分を落ち着かせるためにも、保険会社に電話してアドバイスを受けながら、自分を落ち着かせることも一つの方法です。
代理店で保険を契約している場合には、気の知れた代理店の方に連絡するのでもOKです。
保険代理店の知り合いのほうが気もちが楽かも
(画像引用:日本法規情報)
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車を擦った後、やってはいけない事
車を擦ってしまった時に、黙っているのは辞めることは説明しました。
次に、それ以外でもやってはいけないことがあるので解説します。
①相手と直接交渉しない・示談をしない
事故した後は相手から直接交渉や示談を求められた場合は、対応しないようにしましょう。
直接交渉の途中や、示談後に話がこじれると大変です。
自動車保険に加入している場合には、必ず保険会社を通して対応しましょう。
保険会社はプロです。
当事者同士でのやりとりは感情も入りストレスになる事もあります。
保険会社に一任して話しをすすめることが大切です。
もし保険会社の交渉の結果が気に入らない、またはこじれた時には、もし弁護士特約に入っていれば、
弁護士が代わりに、その事故を担当することも可能です。
②傷や凹みは自分で修理しない(保険が請求できない可能性がある)
自分で修理した場合には保険金を請求できない可能性が高いです。
基本的にはどこかの整備工場や板金屋に入って、その店で出した見積もりをベースに保険会社が交渉します。
たとえ、自分の腕に自信があっても、保険という事を考えると自分で修理は控えましょう。
③保険を使わない場合も自分で修理は控えたほうがいい
車の傷や凹みの修理で、自分に専門的なスキルがある場合を除いては、自分でやることは控えたほうがいいでしょう。
最近は自分で傷を修理するグッズも販売されています。
しかし板金塗装関係は、かなり技術が必要です。
もし傷や凹みを事故前のように現状復帰したいなら、プロに任せるほうが安心です。
僕も車屋として色々な車を見ていますが、素人がするのと板金塗装のプロがするのでは、雲泥の差です。
素人がやった場合には、逆に取返しのつかない状態にしてしまったり、後悔するような結果になる可能性もあります。
予算との関係もあると思いますが、落ち着いて判断しましょう。
車を擦った後の板金・塗装の見積もりは何で決まる?
車を擦った場合には現状復帰したいのは、誰しも同じ気持ちです。
現状復帰を確実に実現するには、プロに任せることです。
しかし、そもそもどうやって板金塗装の値段(見積もり)は決まっているのでしょうか?
板金・塗装は、損傷の程度や場所によって、または車種によっても変化します。
だいたいは以下のような要素できまります。
こういった要素で修理費用は決まってきます。
傷が小さく見えても2枚のパネルにわたっている場合には、2枚の作業が必要になり値段が上がります。
なので傷の場所や深さにより、値段が変わってきます。
または、パーツによっては中古品で程度がいいのが出てきた場合には、交換してしまったほうが安くつくときもあります。
ただ中古の場合には、必ず在庫があるとは限りません。
(画像引用:日本法規情報)
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板金・塗装はどこでやってもらえる?
それでは板金・塗装はどこでやってもらえるのでしょうか?
板金塗装は車関係の色々なお店でやってくれます。
ただそれぞれ特徴がありますので、ご紹介します。
ディーラー
ディーラーでも傷や凹みなどで相談にいけば対応してくれます。
ただディーラーは、理由は店ごとで異なるかもしれませんが、傾向として純正のパーツで交換ということが多いようです。
その分高くなる傾向がありますが、純正で交換しているので現状復帰としては質はかなり高いです。
一般の整備工場
一般の整備工場でも板金・塗装もやっているお店になります。
車に詳しくない人にとっては、区別が難しいかもしれませんが、車の整備と板金塗装は、必要な設備も違いますし、技術も違います。
なので整備工場でも両方持っているところと、そうでないところがあります。
僕の会社では両方やっています。
そういう両方やっているお店で依頼すれば、きちんと修理してくれます。
カー用品関係のお店
大手のカー用品などのお店でも依頼できます。
気軽にお願いしやすく、スピード感もってやってくれるのが特徴です。
難しい板金になると、断られる可能性もありますが、小さな傷程度なら依頼する価値はあります。
板金・塗装屋さん
板金・塗装を専門にしているお店です。
難しい技術のいる板金や塗装もやってくれます。
いわゆる職人です。
一般の整備工場や車のお店でも、自分の工場で板金ができない場合には、こういった板金塗装の専門のお店に外注として依頼することもあります。
ただ一般のお客様にとっては、縁がなかったり、こういったお店選びは難しいところかもしれません。
擦った後すぐに事故対応をしたほうがメリットは多い
擦った後にやったほうがいい事、やらないほうがいい事を解説してきました。
結局のところ擦った場合には、修理する必要がでてきます。
程度が小さいように思えても、板金塗装という立場から見ると、一般の人が思う以上に値段がかかる事がほとんどです。
擦った事実が後で発覚して、トラブルになった場合には多額の修理費用を請求されるかもしれません。
しかし警察に通報せずにいた場合には、保険金が請求できなくなる可能性もあります。
最初の小さな焦りと、隠したいという気持ちでで黙っているよりも、勇気をもって最初の一歩を踏み出すことをおすすめします。
まとめ リスク管理としてドライブレコーダーを取り付ける
なお、同じような辛い体験をしないためにも必ずドライブレコーダーは付けるようにしましょう。
一番のリスク管理は第3の目を持つことです。その方法がドライブレコーダーです。
私も仕事柄、色々な安全や交通に関する研修に参加していますが、ドライブレコーダーの必要性は感じます。
人間の記憶は非常に曖昧です。
事故でお互いの言い分に衝突があると、解決に時間がかかります。保険会社が間に入っていますが、あくまで仲介のため、どちらかが納得しなければ長引いてしまいます。
しかし、確固たる証拠としてドライブレコーダーの録画が出てくると、解決がスピーディーになります。
ドライブレコーダーはシガーソケットからの電源でも、取り付けは可能です。もしまだ取り付けていない場合には真剣に考えてみましょう。
以上、テツヤでした!
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