10万円買取保証ってホントにあるの?
結論は「ない」だね。絶対に利益がとれない
そんなうまい話しはないか
通常は1万円。せいぜい、どんなにサービスして頑張っても2~3万が限度だよ。それ以上は怪しいかも
今回の記事は「どんな車でも10万円買取ってホントにある?」になります。
結論はすでにお伝えしたように「ない」になります。
期待していた方には、ちょっと寂しい結論かもしれませんが、それが現実です。
こういった結果になる理由と、それでも高価買取を実現したいと思っている方のために、おすすめの買取業者も紹介します。
ちなみに、高価買取でおすすめはネット一括査定になります。
「物」の価値は競争があればあるほど上がります。競争のあるネット一括査定を利用することで、値段が上がる可能性があります。
MOTAであれば、競争があっても上位3社(最大)からの連絡なので、不特定多数の営業電話に悩むことはありません。もしくは1社で完結したい場合は、カーネクストが向いているでしょう。
この記事の最後では、おすすめの買取業者3選もご紹介します。
ただ、その他にも、おすすめの買取業者がありますので、関心がある方はこちらの記事をお読みください。
(画像引用:MOTA車買取)
▼MOTA公式サイトはこちら▼
MOTAのおすすめポイントは以下になります。
MOTAはネットで一括査定依頼を出すことが可能です。
複数の会社に査定依頼がいき、その中からもっとも高額査定がついた3社(最大)とのみ電話対応になります。
買取店の入札による競争と、やりとりは最大3社のみというバランスがとれた点が魅力です。
そして依頼した翌日18時には査定額を出した会社の査定結果(最大20社)をネットで見ることができます。
車を売る上で、自分の車の相場を知っておくことは絶対に必要です。
どんな車でも10万円買取!は難しい理由
どんな車でも10万円で買取してくれたら、嬉しくない人はいないはずです。
しかし、現実はそんなに甘くなく、そんな買取業者は存在しません。
私も現役の車屋として、自分で査定買取をし、オークションもフル活用する日々を送っていますが、10万円買取を最低保証に掲げているお店は知りません。
経済は利益を出してなんぼの世界ですので、利益がうまれないことはしません。
10万円で買取した車が、それ以上の価値に化ける場合には、10万円買取はしますが、「どんな車でも」という条件がつくと、まず厳しいです。
買取業者は、廃車になるような車を引き取っても損をしないのは事実です。
なぜなら、その車をスクラップ業者や、海外輸出業者に売却できるルートをもっているからです。
しかし、そういった業者に売っても、手元に入ってくる利益はせいぜい2~3万円が相場です。
10万円買取したなら、赤字どころではなくなってしまいます。
では、そもそもスクラップ業者が、直接買うともう少し高くなるのでは?と思うかもしれません。
確かに、そうだと思います。
しかし、私たち車屋がスクラップ業者に3万円を超える値段で、車の引き取り交渉をしても、簡単には応じてくれません。車種によってはありえますが、「どんな車でも」となると不可能です。
また、さすがに10万円というのはハードルが高すぎるのが現実です。
もし、「どんな車でも買取10万円」というキャッチフレーズを見たなら、ちょっと立ち止まって調べたみたほうがいいと思います。
結論をまとめると、買取業者が10万円で買取した場合に、利益を出せない車はごろごろある。
なのに、「どんな車でも」というのは言い過ぎというか、不可能というのが理由です。
最低買取保証はいくらぐらいが相場? 1~3万円が相場
最低買取保証はいくらぐらいが相場なのでしょうか?
最近は最低買取保証をガンガンアピールしている買取業者はあまり目にしない気がします。
実際、私の会社も最低買取保証をアピールしたことがありますが、あまり効果が見られませんでした。
いまや、ネットも発達していて集客の手段が変化してきているので、最低価格保証自体の効果が薄れているように思います。
ところで話を戻しますが、その上で買取最低保証額の相場は、1万円がほとんどです。
ただ期間限定でキャンペーンで3万円、または大手では対象店舗絞ってや、ごく稀に普通車のみで走行可能などを条件に、3万円以上という場合はあります。
1万円が通常。キャンペーンや条件付きでやるとしても3万円が上限と考えておくといいかと思います。ただ、条件つきであれば、もう少し高い値段で最低保証を掲げている買取店もあります。
ちなみに、最低買取額をホームページ上などでアピールしている会社をご紹介すると以下のようになります。
条件付きなら最低買取保証が3万円以上の買取業者もある
ここまでは、「どんな車でも」という前提で「なし」という結論でお伝えしてきました。
ただ、条件つきになると3万円以上をホームページ上でアピールしている買取業者は存在します。
ただ、さすがに条件つきでも10万円以上はみつけることができません。
条件つきで3万円以上を分かりやすく整理しているのは、東海自販株式会社になります。
東海自販では自走できることが前提になっており、排気量ごとに最低買取保証額が決まっています。
2023年10月時点での情報になりますが、3001cc以上のディーゼルトラック(国産)であれば、最低買取保証額は8万円。
ガソリン車(国産)でも2001cc~3000ccであれば5万円。ディーゼル車で2001cc~3000ccであれば6万円で設定されています。
その他細かい条件はありますが、ここまで細かく分類され、明確な最低買取保証額をだしている買取業者はめずらしいといえます。
最低買取保証を設定している買取業者(2023年時点)
最低買取保証額を設定している買取業者をピックアップしました。
買取業者 | 最低買取価格 | 条件 |
東海自販株式会社 | 1.2~8万円 | 自走できる。排気量ごとに最低買取額がことなる |
ガリバー | 3万円 | 対象店舗のみ。キャンページ時のみ |
ティーバイティーガレージ | 1万円 | 期間限定。普通車のみ |
オレンジ | 1万円 | 自走可能な普通車 |
どの買取業者も、切磋琢磨しながら常にサービス内容は変化しています。
これらは2023年時点での情報になりますので、随時変化がありますので、リアルタイムでご確認ください。
最低買取保証額が3万円をこえにくい理由
最低買取額の相場が1万円。高くても3万円をこえてくるのは、きわめてハードルが高くなる理由はなんでしょうか?
これは買取業者の再販ルートに影響しています。
既に少し触れましたが、廃車にするような車をであれば、買取業者はスクラップ業者に売却します。
スクラップ業者が買取業者から買取してくれる相場が、軽自動車で2~3万円であることが理由の一つです。
なお、オークションでは自走できれば、廃車レベルの車でも定額で落札してもらえるコーナーが存在します。
そのコーナーに出品しても、軽自動車であれば、せいぜい2万5千円~3万円ほどが相場です。
普通車であれば、もう1~2万円あがりますが、せいぜいそういったレベルです。
一部の買取業者は、海外への販売ルートをもっていて、もう少し高く買取してくれる場合もありますが、海外でも国によって人気のある車種や法律が違うため、高く買取してくれる車の条件が異なってきます。
なので、こういったパターンは例外と考えたほうがいいです。
どんな車でも買取額を10万円に近づけるためのコツ7選
この記事をお読みの方は、きっと自分の車を最低でも10万円では買取してほしい!と願っている方だと思います。
少しでも自分の車の価値を上げたいと思うのは、皆同じ思いです。
ここで、少しでも買取額を上げるためのポイントを少しだけ解説します。
買取額は、ある程度、値段がつく車を少しでも上げるのは意外とできるものです。
しかし、廃車レベルや、あきらかに10万円を切るであろう車を、少しでも上げるというのは意外と難しいものです。
しかし、10万円に向かって、5000円でも1万円でもいいので、少しでもあげたいという思いの方のために、少しまとめてみました。
買取額の交渉のさいに、自賠責保険の還付を確認する
車の所有には車検をとる必要があり、車検には自賠責保険という強制保険に加入が必要になります。
車を売却する時に、案外、自賠責保険の還付の件を意識しないことがほとんどです。
しかし場合によっては、自賠責保険の件を触れるだけでも、少し査定額が上がる場合があります。
たとえば、廃車になるような車ですが、車検が残っていたとします。
買取業者から査定額が提示されますが、その時に、廃車にするのか名義変更をして、再販を考えているのか確認してみましょう。
買取業者が廃車にする場合には、抹消手続きをします。車検を切ることになるので、手続きをすれば自賠責保険の還付が受けられます。
自賠責保険は還付申請をしなければ、還付されません。自動でされる仕組みにはなっていないのです。
買取業者によっては、還付される自賠責保険の額を査定額に込みにして、見積もっている場合と、そうでない場合があります。
もし、自賠責保険を査定額に込みにしていない場合には、その分を盛り込んでくれる可能性もあります。
ダメもとで話してみましょう。
出来るかぎり早めに売却する 絶対に年度をまたがない
この記事をお読みの方も、一度は聞いたことがある言葉に「車を売るなら早めがいい」というのがあると思います。
車は資産としてお金に変わる財産です。しかし、時間とともに価値が下がっていきます。
ただ、車によって価値の下がりかたはまちまちです。
とはいっても、時間とともに下がっていくのは間違いありません。
なので、売るなら早めがいいというのは事実です。半年、1年となれば通常は、買取額に影響がでるのがほとんどです。
特に、絶対に気を付けてほしいのは、年度をまたがないことです。
たとえば、12月30日に車を売却するのと、1月4日に売却するのでは、1週間ほどの差しかありません。
しかし、この1週間の差は、年度中の1~3ヵ月の違い以上に、大きな差が生まれる可能性があります。
なぜなら、車の価値、評価を査定するさいに、年式は大きな要素になります。
年度を越えると、年式が1年古くなると判定されます。つまり、年式が1年新しいのが製造されていく事になるからです。
1年の年式が違うと、車の価値に影響が大きいので、気をつけてほしいポイントです。
なので、年末に近づいている車の場合には、年をこえる前に車の売却をすることをおすすめします。
買取業者選びで失敗しない 1社だけの査定に依存しない
買取業者選びで失敗しないことは重要です。
中古車の買取相場は、だいたいは決まっているのは事実です。
しかし、お店によってどのぐらい頑張れるかは異なります。また営業マンによっても異なります。
既に記事中で少し触れていますが、買取した中古車は、売り先が見つからない場合には、オークションに出品します。
なのでオークションの落札相場よりも、基本的には下で買取します。
しかし、オークションの落札相場も下限と上限があり、幅があります。
たとえば、Aという低価格帯の車があったとして、オークションの落札額で、一番下が10万円。一番上が20万円。一番ボリュームが多いのが13万円~15万円で考えてみます。
こうなると、買取店は一番ボリュームの多い13~15万円をみて、これよりも下で買っておけば、マイナスにはならないかなと考えます。
利益を出そうと思うと、13万円以下で買取する。
でも、もしかしたら一番下の10万円になる可能性も考えると、10万円よりも下で買取しておいたほうが無難かもしれない。など、買取店も悩むわけです。
利益幅をたくさんとりたければ、3万円とか5万円とかで買取しておけば、利益も5万円以上は見込めるようになります。
このあたりの判断が、買取店や営業マンによって変わってきます。
どのラインで頑張ってくれるのか、そこは買取業者や営業マンによって異なってくるので、1社だけの査定で終わらずに、複数で競争してもらうのが重要になります。
売る気がある姿勢をみせる 買取業者に対してマウントをとらない
車を売却する際に、少しでも買取額をあげてもらうには、営業マンとの関係は重要です。
今回は10万円に近づけるというテーマになりますので、もともと査定額が高くつきそうにない車のはずです。
査定額がつきそうにない車でも、意外とつく場合もあります。
たとえば、軽トラックでは20年落ち、30年落ちでもある程度の買取額がつきます。
(軽トラ、20年落ち、30年落ちでも査定額がつく!に関心がある方はこちら↓)
こういった、軽トラの例からみても、自分で査定額がつかないと判断しないことが大切です。
もしかしたら、つく可能性もあります。
もし数万円でも査定額がつく車であれば、うまく交渉すれば数千円~2万円ほどであれば、査定額が上がる可能性はあります。
買取店の営業マンも人間です。
査定額に営業マンの気持ちが影響することもあります。
たとえば、買取業者や営業マンが、このお客様とは長いおつきあいをしたい、とてもいいお客様だと思えば、多少利益額を削ってでも、自分のところで買取したいと思うことは、十分にありえます。
逆もしかりで、マウントをとるようなお客様の場合には、頑張ろうという気持ちがでずらいものです。
ポイントは、買取業者の営業マンの「やる気」をださせることです。
営業マンの「やる気」を出させるテクニックは、こちらの記事で書いておりますので、関心がある方は一緒にお読みください。
自走できなくなる前に売却する
車が古いや走行距離があるということよりも、致命傷は自走できないような故障です。
自走できない場合には、廃車扱いでの買取になることがほとんどです。
廃車扱いになってくると、10万円というハードルはかなり高くなります。
買取額10万円を目指している車であれば、走る状態でも10万円がいくかどうかの瀬戸際。
その上で、自走できない場合は、修理代のほうが車の価値をこえます。
つまり、自働車保険的な言い方をすると、全損状態といえます。
なので、売るなら走行ができる状態の間に売却をめざしましょう。
エアコンの故障がない状態で売却する
自走と同じように、査定額に影響する故障の一つがエアコンです。
エアコンが効かないとなると、ガスの不足なのかコンプレッサーの問題なのか、査定だけで見極めるのは難しい場合もあります。
リスクをとらずに、エアコンが効かないだけで、査定額を低く見積もられたり、そもそも低額であれば、最低額での買取で廃車扱いになる可能性もあります、
他にも故障個所で高額になる部位はありますが、気づきにくい故障と、気づきやすい故障とがあります。エアコンは誰でもすぐに気づく故障ポイントになりますので、要注意です。
ガラスのヒビが入らないように気を付ける
10万円買取を目指す上で、カンタンに判断できて、さらに査定額が著しく下がるポイントのもう一つが、ガラスのヒビです。
買取の際にフロントガラスもチェックポイントです。
外装の凹みや傷はもちろん見ますが、10万円買取という相場でみると、そこそこ傷や凹みがあるのは前提となります。
程度問題はあれど、走行に問題ない傷や凹みであれば、10万円買取への道のりは見えますが、フロントガラスのヒビとなると話が違ってきます。
フロントガラスも飛び石レベルであればリペアで修復できますし、小さなものであれば、そのままでもOKな場合はよくあります。
しかし、ヒビとなると気温差や、少しのショックで割れるなど、危険がともないます。
なので買取業者としては、フロントガラスにヒビがあれば、再販目的で車を買い取るなら、フロントガラスの交換を視野にいれます。
そうなると、数万円から10万円はガラス交換でかかってきますので、車の買取10万円は、まったく無理な状態となります。
なので、フロントガラスにヒビが入るような走行は、気を付けるようにしましょう。
10万円買取のための おすすめ買取業者 3選
古い車。傷が多い車。走行距離が多い車。
こういった車でも、10万円は買取額をつけてもらうための、おすすめ買取業者を紹介します。
下記3社がおすすめになりますが、それ以外にもおすすめが知りたい方は、こちらの記事をおよみください。
車の価値は欲しいと思っている買取業者が多いほど、競争がおこり査定額が上がります。
MOTAであれば、上位3社のみが連絡がくる仕組みです。
競争がありながら、営業電話が最大3社に限定されます。
カーネクストは、競争はないのですが古い車に強いのと、引き取りも無料でしてくれます。カーネクストも1社のみの対応で完結するのも安心ポイントです。
ズバットは複数の買取業者から連絡が入りますが、自分で交渉して買取額を上げていくチャンスがあるのがメリットです。
大切な愛車ですから、複数の買取店と話してでも、一番いい買取業者を選びたい人にはピッタリといえるでしょう。
MOTA
(画像引用:MOTA車買取)
▼MOTA公式サイトはこちら▼
MOTAのおすすめポイントは以下になります。
MOTAはネットで一括査定依頼を出すことが可能です。
複数の会社に査定依頼がいき、その中からもっとも高額査定がついた3社(最大)とのみ電話対応になります。
買取店の入札による競争と、やりとりは最大3社のみというバランスがとれた点が魅力です。
そして依頼した翌日18時には査定額を出した会社の査定結果(最大20社)をネットで見ることができます。
車を売る上で、自分の車の相場を知っておくことは絶対に必要です。
▼MOTAの特徴をより詳細に知りたい方はこちら▼
カーネクスト
(画像引用:カーネクスト)
▼カーネクスト公式サイトはこちら▼
▼カーネクストに実際に無料査定依頼をしてみた筆者の実体験はこちら▼
カーネクストのおすすめポイントは以下になります。
カーネクストはどんな車でも0円以上買取。
来店不要・出張引き取り無料(一部地域を除く)。
廃車手続き無料で代行。
公式サイトには20秒ほどで入力できる無料査定の専用フォームもあります。
海外への販売ルートもあるため、幅広い車の買取にも対応しています。そして年式の古い車でも引き受けてくれます。
車を売る側からすると、一番ありがたいポイントが自動車税の還付があることです。
おそらく100人いたら、90人は車を売る時に、一度払った自動車税のことは考えていないはずです。
実は車を廃車にすると、未経過分の自動車税は還付される仕組みになっています。
買取店によっては、名義変更だけをしてそのまま再販するので、自動車税が還付されないことがよくあります。
しかしカーネクストは、自働車税を還付する制度をとっているという特徴があります。
買取から古い車の廃車まで幅広く扱っているため、廃車か買取か微妙な車であればカーネクストはおすすめとなります。
ズバット
(画像引用:ズバット)
▼ズバット車買取一括査定の公式サイトはこちら▼
ズバット一括査定のおすすめポイントは以下になります。
ズバットは最大で10社の会社に同時査定依頼をすることができます。
申し込みフォームも簡易にできていて、買取相場の回答が早いので、急いでいる人にとってはおすすめです。
時期によってはキャンペーンを実施している事もあるので、そういった情報も確認しておくといいでしょう。
査定依頼後は複数の業者から連絡がきます。
買取業者にマウントを取るのは逆高価になりますが、一番高値の見積もりで交渉できれば、その分愛車の売却価格も上がる可能性があります。
売却価格を上げるためなら、複数の業者とのやりとりも苦にならないという方は、おすすめの査定依頼サイトとなります。
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